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5分でわかる! 積立投資信託のアウトライン

投資初心者にオススメの積立投信ってどんなもの?

超低金利時代の今、メガバンクに100万円を普通預金に預けても利子はたったの1000円。また、これからの世の中でインフレなどの動きが出てきた時に、お金を増やす力が備わっているのとないのとでは、大きく資産が変わってきます。

本を読んで勉強もアリですが、それよりもまずは実践。実際に自分の資産を投資してみて、世界経済が自分と関わりのあることだ、と実感することで養われるものはとても大きな力となります。

その力をつけるため、まだ投資をしたことがないという方は「積立投信」からスタートしてみませんか。一度手続きをしてしまえば、銀行口座などから資金が引き落とされ、投資信託を買い付けていけるので、忙しいビジネスウーマンにもオススメですよ。

そもそも投資信託とは?

投資信託とは、資産運用の専門家が株や債券などを取りまとめて運用してくれる金融商品です。ひとたび資金を預ければ、その道のプロが経済動向や個別の企業についての情報収集をし、タイミングをはかって売買してくれるようになります。

投資先は、銘柄によって様々。毎日テレビや新聞で報道される日経平均と同じような値動きをするもの、欧米の大企業や不動産、個人の投資家が買うことは難しいような、新興国の株や債券などに投資できるものもあります。

元本保証ではないので、損をすることもあります。ただ、安全性の高いものからリスクを取って資産を大きく増やせる可能性のあるものまで、自由に選ぶことができます。

積立投資信託の基礎

積立投信とは、投資信託を毎月コツコツと積み立てていく仕組みのことです。

株式や債券に投資をしようとすると、一般的にある程度まとまった金額の資金が必要になります。ですが、積立投信は、会社によっては月500円から利用可能です。もちろん、500円だけの投資では出せる利益は限られてきますが、気軽に「この商品はどんなものかしら」と試すことができます。

積立投信のメリットって?

積立投信では、投資信託で投資先を分散し、コツコツ積立てすることで買付けのタイミングを分散することができます。

相場の一番安いところで、ポンと資金を投入できればベストですが、それは中々難しいこと。経済は、世界のいろいろな出来事により、波を繰り返していきます。その出来事すべてを予測し、どう動くかを予想することは、プロでも困難です。

そんな中、仮に投資した商品が一旦値下がりしても、その値下がりした中で一定の金額を買い付け続けると、購入の平均金額が下がります。その後一転して上昇する局面が来れば、利益が出しやすくなるという仕組みです。

積立投資のデメリットを考える

もし急遽、積立投資している中から現金が必要になった時に、投資した商品が値下がりしていると損を負うことになります。そんなことにならないよう、投資する金額は数年先まで使う予定のない金額に留めておく必要があります。

また、積立投信はリスクを分散して長期的に資産を作ることには向いていますが、短期的に大儲けすることには向いていません。今、まとまった資産があり、それを運用したいという場合は別の方法で投資するのが良いでしょう。

また、あまりないことですが、投信には満期のあるものがあるため、想定よりも早く現金に戻されてしまうこともあります。満期のないものか、期限が先のものを選んでおくとよいですね。

投信の選び方のルール

投資, 投資信託, 資産 (写真=Thinkstock/GettyImages)

資産運用が初めての方は、まず自分がどれだけのリスクを許容できるのかを知っておくのが大事です。たとえばネット証券のホームページにアクセスすると、いろいろな銘柄の過去の値動きを知ることができます。自分が投資していた場合、どれくらい資産が上限したかなどのシミュレーションを行ってみましょう。

一般的に、値段の上下幅は株より債券の方が小さくなっています。そして、株が上がるときは債券が下がることが多いといったセオリーもあります。どちらも組み合わせて持ってみると、すぐに体感できます。

また、多くの国で日本より金利が高くなっているので、外国債券で運用している投信もおすすめです。その際、「為替ヘッジなし」を選べば、為替変動の影響を受けずに済みます。

積立投信は長期間に渡り投資し、資産を作ることに優位性のある商品です。そのため、銘柄を選ぶ時には、長期的に成長が見込める安定した銘柄を選ぶのがおすすめです。新しく作られたばかりの投信で”旬”の投資テーマなどを扱っている場合は要注意。長期投資をしているうちに値下がりして、利益が出なくなってしまうようではもったいないですね。

と、ここまで色々と書いてきましたが、「1万円投資したら、そのうち1円も減らしたくない」という方は、額面の保証されたネット定期預金や個人向け国債の方が向いているかもしれません。

そして、この先が不安、投資で少しでも増やしていきたいと思う方は、早めにとりかかるのをおすすめします。資産運用は、「いつか貯金が貯まったら始めよう」というよりは、積立てながら残高を増やし、まとまった金額ができたら、またそれをどうするかと考えていくのが良いからです。

資産を積み上げながら、投資経験も積みあげていけたら、いろんな可能性が広がるでしょう。

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