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いよいよシルバーウイーク!目が離せない株はこれだ
去年注目だった銘柄から読み解いてみよう
9月には、17日の土曜日から19日の敬老の日にかけての3連休があります。もし20日と21日、23日の3日に休みがとれた場合には、25日の日曜日までの計9日間という超大型連休も可能になりますね。 もちろん経済への影響も少なくはないでしょう。
投資家たるもの、連休の影響を受けそうな銘柄には注目しておきたいところです。
2015年に急騰した銘柄
2015年には、19日の土曜日から23日にかけての5連休が実現しました。24日と25日の両日にも休みがとれた人にとっては、27日の日曜日にいたる9連休だったわけです。
この時期に急騰した銘柄として記憶に名を刻んでいるのが、経路検索サービスを運営する駅探 <3646> でした。
それまで600円を下回っていた株価が、7月16日に突然急上昇を始め、一時は1400円近くにまでなったのです。 その後は落ち着きをとりもどしたものの、秋場は高水準を保ちました。
駅探が提供しているのは単なる乗換案内だけではなく、運行状況や駅の構内図なども携帯やスマホで見ることができるという便利なナビゲーションサービスです。
株価が急騰した直接の原因も、「最適観光ルート検索」の特許出願が好感されたもので、まさに「連休」とイメージが重なるものでした。
2016年8月17日の終値は646円で、このところ安定した水準が続いていますから、連休に向けての動きには期待したいところです。
2016年の秋にかけて 注目される銘柄は?
連休というと、まず思いつくのは旅行代理店や観光地、交通関連といったところでしょう。
もちろんこれらの業種については、四季報などに目を通しておくことが必要ですが、ここではもう少し「秋のイメージ」にフィットする銘柄を選んでみたいと思います。
秋の連休には、風景を楽しみながらのドライブというのもなかなか魅力的です。フェリーに強い川崎近海汽船 <9179> や、立体駐車場大手のダイフク <6383> あたりにも注目しておきたいところです。
新潟を中心に、独自の食品スーパーを展開しているオーシャンシステム <3096> はお弁当も手掛けており、旅館も経営しているなど、連休シーズンの活躍が期待される銘柄です。
また、伊豆半島もドライブの有力な候補先でしょうから、伊豆シャボテンリゾート <6819> も見逃せません。
中には「連休は海外で」と、ちょっとうらやましい計画を立てている人も少なくないようですが、成田空港などで低手数料の外貨両替事業を展開しているマネーパートナーズG <8732> にも恩恵がおよびそうです。
「自分の休日」を思い浮かべてみる
一方で、「たまには家でゆっくりと」という人たちは、占いを主力にモバイル・コンテンツを配信しているザッパラス <3770> も注目かもしれませんね。家にいるとついスマホをいじってしまいがちなので、そのような関連銘柄にも注目してみるのも面白いかも知れません。
自分にとってはどんな休日が望ましいのか、又周りの動向やニュースを見ながら休日も銘柄選びも楽しむ季節がやってきたようです。 たまにはこのような視点から過ごしてみるのも良いかもしれませんね。