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仕事の負担が増えるってホント!? DINKSの辛い事3つ

FPから見たDINKSのリスクをお伝えします

共働きで子どもを持たない夫婦を指す「DINKS(ディンクス)」。生き方が多様化し、結婚をしても夫婦だけの生活を決断するカップルも多くなっています。

DINKSはダブルインカムで子どももいないため、経済的余裕があり、二人の時間を楽しむことができるとされる一方で、子どもを持たない選択をしたことに迷いが生まれることや、表立っては言えないホンネもあるようなのです。

ファイナンシャル・プランナー(FP)の立場から、DINKSに潜むリスクを考えます。

都市部に増え続けているDINKS

DINKSは、「Dual Income No Kids」の略語。意識的に子どもを持たない共働きの夫婦を指す言葉です。女性の社会進出などを背景に、現在国内でDINKSの家庭は360万世帯を超えるとも言われています。

ちなみに、DINKSは主に東京など首都圏を中心に増え続けています。最近では、DINKS向けのコンパクトマンションも人気があるそうです。

DINKSのホンネとは?

経済的にかなりゆとりがあり羨望の目を向けられるDINKSの家庭も多いですが、DINKSならではのツラさもあるのです。

ホンネ①子どもを期待されると生きづらい

「子どもを持たない」ということが理解されないシーンは、社会の中でまだ多くあるようです。自分たちがDINKSであることを知らない人から、いつまでも子どもが生まれることを期待されたり、「子どもを持って初めて本当の家族になれる」などという言葉を聞かされたりすると、胸を張って選んだ道とはいえ、生きづらさを感じることもあるのだそうです。

たとえ付き合いの長い間柄でも、人生は人それぞれ。近い関係だとしても、価値観が自分と全く同じとは限りません。相手の立場を決めつけないことが大切です。

ホンネ②話が合う友人が減っていく

DINKS家庭が増えているとはいえ、結婚したら子どもを持つことを選ぶ人がまだまだ大半。子どものいる友人が周りに増えてくると、話が合わなくなり疎外感を抱く人も多いようです。

一般的に、「いつかは子どもを持つ」という前提で話が進むため、「うちは子どもを持たない」とはなかなか言い出しにくいといったDINKSの人の意見もありました。子どもが生まれると、友人との会話は出産や子育てなどが中心になりますので、子どもを持たないと決断したDINKSにとっては、居心地の悪さを感じる場面になってしまうことがあるようです。

ホンネ③仕事の負担が増える

たとえ同じ既婚という立場でも、子どもがいるかいないかの差は大きいと感じるDINKSは多いようです。特に、職場の上司や同僚にDINKSであることを話している場合、子どもがいないという理由だけで、負担の大きい仕事を回されがちになることも。

小さな子どもがいる人には配慮しなければいけないと思う一方で、自分自身のワークライフバランスももう少し考えてもらいたいというホンネも垣間見ました。

DINKS, ディンクス, ファイナンシャル (写真=Thinkstock/GettyImages)

DINKS家庭は将来について話し合うことが大切

共働きで子どものいないDINKS家庭は、生活水準が高くなりがち。そして、子どもが誕生するというイベントがないため家計を真剣に見直す機会を逃してしまうことも多いのです。

しかし、自分たちの老後は確実にやってきますし、住宅を購入する場合はその費用についても考えなくてはなりません。

そこで、ファイナンシャル・プランナー(FP)がアドバイスしたいのは、少なくとも一度は夫婦で今後の生活やマネープランについて話し合ってみることです。老後生活のイメージを夫婦で共有しておくのもいいですね。

また、共働きであるDINKSは相手の年収を知らなかったり、家族用の貯蓄をしていなかったりする家庭も多くあります。「きっと相手が貯金してくれているだろう」とお互いに高をくくっていたけれど、フタを開けてみれば二人とも貯金ゼロだった…なんてことも。

どちらかが働けなくなるリスクも考え、お互いの収入を把握しておくことや、共用口座を作って家族用の貯蓄をしていくことも重要です。

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