(写真=PIXTA)

電気代200円以下!? 究極すぎる稲垣えみ子さんの節電策

アフロヘアがトレードマークの稲垣さん。彼女の驚きの節電術とは

夫婦二人暮らしの筆者宅では、一カ月あたりの電気代は5000円程度。夏と冬は冷暖房を使うのでさらに上がります。無駄使いはしないようにしているものの、これ以上電気代を大幅に下げるのは難しそうという実感を持っています。水道・ガス代も同様です。しかし世の中には、究極の節電対策をしている女性がいるのです。

少ないお金で自立した生活を送る稲垣えみ子さん

稲垣えみ子さんという方をご存じでしょうか?アフロヘアが印象的な51歳の女性で、一橋大学卒業後に朝日新聞で記者として活躍し、今年1月退社しました。今年4月には情熱大陸に出演するなど話題になっています。

稲垣さんは会社を退社後、都内の賃貸マンションに一人で住みながら、近所の人と交流を図りながら暮らしています。今年6月に発売された著書『魂の退社』(東洋経済新報社)では、会社を辞め「お金を稼ぐ」ということから自由になった著者の想いが綴られています。

参考:
ハフィントンポスト
『魂の退社』(東洋経済新報社)

東日本大震災をきっかけに節電生活を開始

稲垣さんが節電生活をするようになったきっかけは、2011年に起きた東日本大震災の原発事故。稲垣さんは「脱原発のために電力を使わない」という選択をしました。その後、転勤で神戸から東京に引っ越すことになります。業者の手違いにより「オール電化のマンション」に住むことになり、神戸時代は月1000円だった電気代が3000円に上がってしまったそうです。

そこで稲垣さんはさまざまなアイデアを駆使して節電対策を実行。その結果、引っ越した当月の電気代は何と232円を記録。月によっては、電気代が200円以下ということもあるようです。ここでは、稲垣さんが実践されている「究極の節電対策」を一部ご紹介します。

稲垣えみ子 (写真=PIXTA)

「とりあえずの置き場所」である冷蔵庫を使わない

稲垣さんは「冷蔵庫を使わない」という選択をしています。「冷蔵庫は、買った食材などをとりあえず入れておくもの。過去も未来もコントロールできないものなのだから〝将来食べるかもしれない〟という可能性を捨てた」のだそうです。買い置き食材や冷凍食品など、買ったものを冷蔵庫にしまうのが当たり前になっている私たちから見れば「冷蔵庫を使わない生活なんてできるの?」とどうしても思ってしまいますよね。

しかし、稲垣さんは、「今日・明日に食べきれる分だけの食材を買う」「ご飯を炊いたらおひつで保存し4日間ほどで食べきる」といった方法で冷蔵庫を使わない生活を実現させています。「固くなったご飯は捨てずにおじやにする」「野菜はベランダで干して保存食にする」など食べ方や保存方法も工夫しているそうです。

あらゆる家電製品に頼らない

私たちが普段の生活で当たり前のように使っているものを、稲垣さんは他のもので代用しています。例えば、掃除機。稲垣さんは、掃除機の代わりにほうきやはたきを使っています。ガスの契約をしていないため、調理はカセットコンロを使用。洗濯機は使わずに桶で衣服を洗い、家ではお風呂を沸かさず、2日に1度銭湯に通っているそうです。

寒いときは部屋を暖めるのではなく自分を温める

冬場は、どうしてもこたつやエアコン、ヒーターや床暖房などに頼ってしまいがち。しかし稲垣さんは「部屋ではなく自分を温める」という手段を取ります。厚着をしたり、カイロや湯たんぽを使用するなど、電気を使わずに温かく過ごす方法を実践しています。

参考:
40’s Exchange Hack

電気に限らないことは豊かに暮らす方法のひとつ

便利な現代社会では、私たちの多くが電気を使うことに対して疑問すら持っていません。しかし、それは知らないうちに電気のある生活に「依存」してしまっている表れかもしれません。稲垣さんのような究極の節電生活を送ることは難しいかもしれませんが、電気に依存せずに楽しく暮らすことは、環境のためだけでなく人間の心の豊かさにもつながるのかもしれません。

「経済を回す手段はお金だけではない」と考え、自分ができる範囲での「地域の人との助け合い」を大切にしている稲垣さん。組織や仕事、スマホやSNSなど、何かに「依存」しがちな現代人にとって、稲垣さんは、これからの時代に必要な価値観を持っている女性のひとりではないでしょうか。

参考:
東洋経済オンライン

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