(写真=PIXTA)

リオでは総額◯億円!五輪メダルの報奨金はいくら?

リオ五輪から報奨金が大幅アップするんです。

リオデジャネイロ五輪が閉幕しました。テレビなどでは連日、出場選手の動向が紹介され、何個メダルを獲得できるかと注目されていましたが、日本選手団は史上最高の41個のメダルを獲得しました。

ところで、選手がもらえる「報奨金」があることはご存知でしょうか?今回は選手が五輪でメダル獲得することでもらえる「報奨金」にフォーカスをあててみました。

日本代表選手の金メダル報奨金は大幅アップ!

五輪に出場する日本選手がメダルを獲得した場合、JOC(日本オリンピック委員会)から報奨金が支払われます。金メダルを獲得した場合、前回のロンドン五輪までは300万円でしたが、リオ五輪からは500万円に増額することが発表されました。銀メダルと銅メダルを獲得した場合は、これまで同様、それぞれ200万円、100万円が支払われます。

リオ五輪で日本選手団は金メダル12個、銀メダル8個、銅メダル21個を獲得しました。団体やリレー、ダブルスなど複数人で挑む種目は、1人ずつ支払われるそうで、今回41個のメダルを獲得した日本選手団は合計1億4600万円になったといいます。

ちなみに、一人の選手でもらった報奨金の最高額は体操男子で2冠に輝いた内村航平(コナミスポーツ)の1000万円で、競泳男子の萩野公介(東洋大)が「金」「銀」「銅」一つずつの合計800万円で続きました。

参考:リオ五輪の報奨金、最高は内村1000万円 総額1億4600万円 (日経新聞)

1992年に報奨金制度ができてから増額されるのは、今回が初めて。しかも大幅な増額となりました。JOCによると「金メダルの価値をより高めるため」で、東京五輪ではさらなる増額の可能性も。

しかし、各国と比較してみると、日本の報奨金はまだまだ低い方なのです。

各国の報奨金はもっと高い!?

五輪金メダル報奨金の国別ランキングベスト10は以下のとおりです。

1位:シンガポール(8,500万円)
2位:マレーシア(3,300万円)
3位:タイ(3,200万円)
4位:ギリシャ(3,000万円)
5位:カザフスタン(2,500万円)
6位:ラトビア(1,900万円)
7位:ロシア(1,690万円)
8位:イタリア(1,500万円)
9位:ウクライナ(1,500万円)
10位:チェコ(750万円)

どの国も日本の何倍もの金額です。メダル獲得が極端に少ない東南アジアが上位を占め、なかでもシンガポールは飛び抜けて破格。これまでに金メダルを獲得した選手がひとりもいないということが関係しているといいます。リオ五輪では、競泳男子100メートルバタフライでジョセフ・スクーリング選手が初めて金メダルを手にしたので、注目を集めています。

ちなみにメダル大国のアメリカは日本より低い270万円。プロスポーツ先進国のアメリカでは他の国とは異なり、国から直接的な支援はほとんどないのだとか。しかもメダルは海外で得た金品とみなされ、課税の対象となります(日本は非課税)。

また、イギリスは「五輪の精神に反する」という理由から報奨金はなし。世界トップクラスのメダル強豪国である中国は報奨金を公表していません。

競技別では意外と格差あり

報奨金2 (写真=PIXTA)

JOCの報奨金とは別に、各競技団体からも報奨金が設定されています。

・自転車・・・金5000万円、銀3000万円、銅2000万円
・競泳・・・金200万円、銀100万円、銅50万円
・陸上・・・・金1000万円、銀600万円、銅400万円
・バトミントン・・・金1000万円、銀500万円、銅300万円
・卓球・・・金1000万円、銀500万円、銅300万円
・テニス・・・金800万円、銀400万円、銅200万円
・バレー・・・金300万円、銀200万円、銅100万円
・レスリング・・・金300万円、銀200万円、銅100万円
・体操・・・金50万円、銀30万円、銅20万円
・柔道・・・なし

競輪のプロが参加する自転車はさすがの高額報奨です。ほかには陸上、バトミントン、卓球が比較的高くなっています。柔道が報奨金を用意していないのは「金メダルを獲るのは当然」という考えからだとか。メダル獲得が有力視されている体操が低いのが意外ですが、かつてからお家芸と言われている競技なので柔道と同じ理由かもしれないですね。

また、レスリングの吉田沙保里選手と伊調馨選手が金メダルを獲得した場合については、前回大会時点で日本レスリング協会が1000万円まで上積みすると報じられており、今回は、五輪4連覇となるのでさらに上積みされる可能性もあります。

スポンサー報酬は太っ腹

選手によっては、スポンサーや所属先企業からの報奨金もあります。

過去最多の17選手をリオに派遣するミキハウスでは総額3億円の報奨金を用意。個人競技の場合、金メダルは5000万円、銀2000万円、銅500万円となっています。

競泳オフィシャルパートナーのGMOクリック証券では金メダルに3000万円、銀300万円、銅100万円の協賛社賞を用意しています。

ほかにもメダル候補など話題の選手には活躍によってボーナスが予定されている場合も。陸上短距離のケンブリッジ飛鳥選手は日本人初の9秒台を記録すれば、所属先のドームが1億円のボーナスを支給するとしています。

報奨金を用意するのは、選手の活躍を促すことが大きな目的。そしてメダルを獲得すれば、帰国後もテレビ出演などでスポンサーの露出も増えるので、企業のイメージも向上すること間違いなしです。その宣伝効果を考えれば、企業にとっては高額報酬も安いものなのかもしれませんね。

参考: リオ五輪報奨金 JOC、金は500万円に増額 銀銅は据え置き(スポニチ)

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