(写真=Thinkstock/Getty Images)

ハッピーセミリタイアに必要な資金はこれだけ!お金を確保する方法は?

セミリタイアしたい人増加中。実現の方法とお金の問題

いわゆる「定年」よりも早い段階で退職するセミリタイア。

趣味に思い切り打ち込んだり、旅行へ出掛けたり、時間に追われる生活から抜け出して好きなことを気ままにしたりできる生活は、考えるだけでワクワクしてしまいますね。

ただ、ネックになるのはやはり「お金」です。

セミリタイアを目指して仕事を辞めたものの、資金面の問題で、結局は長く続けられないといったケースもかなりあるのだそうです。

そこで、今回はファイナンシャル・プランナー(FP)である筆者が、幸せなセミリタイア生活を送るために考えておきたい「お金の制度」と、注意すべきポイントをまとめます。

【セミリタイアについてもっと知りたい人はこちらの記事もチェック】
いつまで働くの? セミリタイアという選択肢
アジアでセミリタイアしたら、生活費は毎月いくらかかる?
資産運用だけでセミリタイア生活はできるのか
「セミリタイア」で第2の人生を!スタートの年代はいつがいい?
セミリタイア生活を赤裸々リポート! 30代4人家族の場合

幸せなセミリタイアに必要な資金は?

セミリタイアを成功させるためには、やはり、資金を計画的に確保できるかどうかが一番のポイント。

自分が望む生活によってコストが変わりますが、それでもおおよそどのくらいの費用が必要なのか気になりますよね。ここではセミリタイアをする年代として代表的な40代、50代のケースを見ていきましょう。

40代でセミリタイアするケース

まずは、40代。月々、貯蓄から10万円を切り崩しながら生活をするとします。その他に費用が必要であれば、副収入を得るとします。

40歳で女性がセミリタイアすると仮定して、平均余命(約48年)から計算すると「10万円×12カ月×48年=5760万円」となります。

ここでは老後に得る公的年金等は一切考慮していません。また、実際にかかる生活費は家族構成や生活スタイルによってかなり差が生まれるものですので、ご自分のケースに当てはめて計算することが大切です。

ちなみに、月の生活費を15万円にアップすると、セミリタイア生活という選択。貯金はいくら必要?いつまで働く?いろいろ調べてみたによれば、アラサー世代の女性フリーライターさんが40歳でセミリタイアをすると考えた場合、必要な生活費の合計金額は8550万円になるといいます。

50代でセミリタイアするケース

次に、50代の場合です。同じ条件で50歳の女性がセミリタイアするとして、「10万円×12カ月×38年=4560万円」となります。こちらも、公的年金等は考慮せず計算しています。

いずれの場合も、あらかじめ用意しておくにしてはかなり大きな金額ですので、どのようにして資金を確保するのかが、幸せなセミリタイア生活のためにはかなりのポイントになりそうです。

セミリタイア時に気を付けたいこと

セミリタイアを考える人の中には、独身の人だけでなく、家族を持っている人も含まれます。その場合、特に気を付けたいことをいくつか挙げておきましょう。

社会保険について

まず、社会保険です。たとえば、セミリタイアして会社員でなくなると、健康保険は基本的には国民健康保険になります。家族がいて移住を希望する場合は特に、移住先の自治体の健康保険料がいくらなのか事前に調べておくことが必要です。

海外の場合は医療保険も考えて

海外に移住する場合は、医療保険も考えておかねばなりません。特にアメリカでは日本と違って国民皆保険ではないことがよく議論されていますが、実際に海外に移住した時に医療保険がどうなるかといったことはしっかりリサーチとしておくことが重要でしょう。

税金について

最後に、税金です。特に注意しなければいけないのは、海外へ移住した人にも国内での税金がかかる可能性があるということ。たとえば、住民税は1月1日時点での住所地から請求が来ます。海外へ移り住む前に、税金の支払いについてはしっかり確認しておくようにしましょう。

セミリタイアに必要な資産を確保する方法

では実際に、セミリタイアに必要な資金を得るためにはどういった方法があるのでしょうか。

セミリタイアをした人の収入の得方としては、大きく2つのパターンがあります。

一つ目は、不動産投資など資産運用によっていわゆる不労所得を得る方法。二つ目は、在宅で仕事をしたり、移住先で新たな職に就いたりするといった方法です。

収入の得方は、セミリタイアをする理由に関係するかもしれません。たとえば、移住を主な目的にセミリタイアを希望する場合、その場所で暮らしていくことを一番に優先させるため、「仕事をしないこと」は重要でなくなるからです。

一方、できるだけ自由なライフスタイルを望むなら、趣味や好きなことをする時間を確保するため、不労所得で収入を得ようと考える人が多いようです。

望む生活を優先させながらも仕事をして収入を得る場合、比較的早くセミリタイアを実現できることが多く、一方で、不労所得や資産によって生活する場合は、準備や計画のためにセミリタイア生活には時間がかかる傾向にあるようです。

資産運用のみでセミリタイアはできる?

実際に資産運用のみでセミリタイアはできるのでしょうか。

著者の周りにも、株式投資等で収入を得て生活をしている人はいますが、ほとんどの場合は元手となる資金を増やすため、現役時代からセミリタイアの時期を決めて計画的に資産運用をしているようです。年率の目標を立て長期間かけて複利で運用していけば、かなり大きな資金を作ることも可能でしょう。

不動産投資で見て行きましょう。不動産投資は、手間がかからず、景気に左右されにくい投資なので、セミリタイア後の生活が安定しやすいといったメリットがあります。実際、セミリタイア後の収入に不動産投資を上げる方は非常に多くいらっしゃいます。

ただし、実際にセミリタイアした時の生活をまかなえるだけの収入にするにはそれなりに大変で、誰しも簡単に実現できる方法とは言えないようです。こちらも、仕事を辞める前に実際に経験し、入念な計画が必要となりそうです。

セミリタイアしても収入の確保は必須

「セミリタイア後の生活費は、全て貯蓄を切り崩す」というのは現実的ではない以上、セミリタイアをしても、収入の確保は必須と言えそうです。また、現状とは違った形で仕事をしてもいいという場合は、自分が望むライフスタイルを守りながらできる働き方を色々と模索してみるのがいいでしょう。

極力仕事をしないで生活するなら、先ほど挙げたよう投資を考える人が多いですが、できるだけ複数の収入源があると安心です。労働時間を短くして働き、資産運用でも収入を得るなどすると精神的にも安定し、セミリタイアを満喫して過ごせるのではないでしょうか。

セミリタイアは人生の理想の選択になるのか

忙しい日々を過ごす中、自分にとって大切なものをふと思い出した時に、セミリタイアを考える人も多いのではないでしょうか。

しかし、「セミリタイアしたら何をするか」ということが明確になっていないと、せっかく自由の身になっても退屈でつまらない生活を送ることにもなりかねません。それなら仕事を辞めずに長期の休みでよかった……ということにならないよう、セミリタイアする意味をあらかじめしっかり考えておくことも必要そうです。

【セミリタイアについてもっと知りたい人はこちらの記事もチェック】
いつまで働くの? セミリタイアという選択肢
アジアでセミリタイアしたら、生活費は毎月いくらかかる?
資産運用だけでセミリタイア生活はできるのか
「セミリタイア」で第2の人生を!スタートの年代はいつがいい?
セミリタイア生活を赤裸々リポート! 30代4人家族の場合

この記事をシェアする

個性的な連載で「投資」を身近に

一つのテーマを深掘り、おすすめ特集