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確定拠出年金、スイッチングすべき?それとも配分変更?見直すポイントとは

30代女性が確定拠出年金を見直すポイントとは?

「入社当時から企業型確定拠出年金に加入しているものの、運用先は8年間ずっと変更していない」。こんな30代女性が筆者のもとを訪れました。

聞けば「商品の数が15種類もあって、それぞれの商品説明を全く読む気がせず、元本が減るのはいやなので取りあえず、元本が保証される定期預金のみを選んでいた」のだそう。けれど、新聞やインターネットなどで確定拠出年金のことを調べるうちに、自分の資産がこのままでいいのか不安になったのだと言います。

退職までに老後の資産をつくる方法として知られている「確定拠出年金」。今回は30代女性が確定拠出年金の見直しを考える上で、注意すべき3つのポイントについてお話しします。このポイントさえおさえておけば、スイッチングすべきか、配分変更すべきか、わかるようになりますよ!

【確定拠出年金とは何か?を知りたい人はコチラから!】
#02 老後資金どうやって準備する?

まずは自分のリスク許容度を見極めよう

まず自分自身のリスクに対して耐えられる力を知ることが大切です。客観的な面からと精神的な面から検証しましょう。

客観的な面とは、収入、支出、家族構成、他の資産額など、数字で見えることから判断するものです。独身でお金を自由に使えて貯蓄も多くある人なら、リスクの大きい商品を選ぶこともできますが、これから教育費や住居費がかかったり、収入や財産が少なかったりするなら、リスクの大きな商品は避けなければなりません。

精神的な面から考えることも重要です。例えば、1年間で50万円の損失が出たときに、怖くなってすぐ売却しとことん落ち込んでしまうタイプなのか、我慢すれば上がっていくだろうとゆったり構えることができるタイプなのか、自分の許せる損失額やそれに伴う精神的な落ち込み度を知ることです。

リスク許容度の低い人は、値動きの幅が大きい商品を選ぶことは避けたほうが賢明といえます。

30代は積極性を持ちつつ手堅い運用を意識しよう

確定拠出年金, 運用 (写真=Thinkstock/GettyImages)

自分はリスク許容度が低いと判断したからといって、30代で元本保証型しか選ばないというのはあまりにも消極的かもしれません。

確かに元本確保型のみを選んでいれば、途中で解約しないかぎり元本を割ることはありません。しかし、現在の超低金利の時代においては利息がほとんど付かないということになります。これだといつまでたっても投資経験のないままです。

いくらリスク許容度が低い方でも、30代なら60代までまだ30年ほどあり、時間のメリットを十分受けることができるので、ぜひ積極性を持った運用も考えてほしいですね。国内株式や海外株式、先進国債券などを組み入れ、分散投資を意識してリターンを狙いましょう。

とはいえ、なかなか投資経験のない方にとっては、何をどう考えればいいのかわからないという人も多いはず。自分では商品や配分を考えられないという人には、あらかじめ投資先が分散されている「バランス型ファンド」を利用しましょう。ただ、バランス型は手数料が高めになっているので注意が必要です。

運用の見直し方法は「スイッチング」と「配分変更」

確定拠出年金の見直しをするには、「スイッチング」と「配分変更」という方法があります。

「スイッチング」とは?

現在積み立ててある資産を変更することです。たとえば、定期預金に200万円あったとすれば、その一部の50万円を解約してそのお金で投資信託を購入するといった方法です。

ただし、運用商品によっては、購入時、売却時、解約時に手数料がかかることがあります。スイッチングを頻繁に繰り返すと、コスト倒れになる可能性もあるので、注意しましょう。

「配分変更」とは?

毎月の掛金の拠出先商品割合を変えることです。現在は定期預金に100%としているものを、定期預金50%、投資信託50%に変更することなどをいいます。

たとえば、定期預金に200万円あったとすれば、その200万円は手をつけず、毎月の積み立て分を、時間をかけて変更していくという方法です。スイッチングに比べて即効性では劣りますが、手数料がかからないことは大きなメリットです。

年1回は必ず資産状況を把握しよう!

いまの確定拠出年金をスイッチングや配分変更するかどうかはさておき、毎年1回は必ず自分の年金資産の状況を把握しておくことが大切です。たとえば「誕生月は年金資産の見直し月」と決めておくといいかもしれませんね。

投資を初めて10年ぐらい経てば、市場の大きな流れを自然と学ぶことができます。30代はまだ十分経験を積むことができる年代。確定拠出年金の制度を最大限利用して、メリットを享受しながら、賢く老後資金を貯めてくださいね。

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