(写真=Thinkstock/Getty Images)

意外と見られてるブランド品 ビジネスシーンであり?なし?

そのブランド、ビジネスの場にふさわしいですか

がんばって働いて手に入れた高級ブランドの名刺入れやバッグ。品質の高いものを持つのは気分がいいし、仕事で使うとモチベーションもアップしますよね。

でもちょっと待って。

客先や商談時にはそのブランド品、意外と見られていますよ! 職業やシチュエーションによっては、分相応に見えないことや、相手の反感をかってしまう場合も。ビジネスシーンでのハイブランドアイテムの使い方について、ちょっと考えてみましょう。

外まわりが多い営業職の場合

営業に来た人が、ドーン!とロゴが入ったバッグや手帳を持っていたら、「この会社お給料いいのかな……」なんて、頭では関係ないと分かっていても、余計な詮索をしてしまうのが人の心理。肝心の商談に入る前に、そんなことでヘンな印象を与えてしまったら、もったいないですよね。

外出が多い営業職の方は、ビジネスシーンで使うものが相手にどんな印象を与えるかどうかということまで配慮するのがベターです。営業職でなくても、消費者と対面する接客業、企業の顔になる受付業務なども同様です。

オフィス勤めの︎内勤の場合

内勤の場合、ハイブランドのアイテムで反感を持たれてしまうかどうかは社風によります。

周りの先輩や上司が、どういうものを使っているかよく見てみましょう。「30代になったんだからちゃんとしたブランドのひとつも持たないと」という考えの方が多いのか、「そんなに贅沢して大丈夫?!」と思われてしまうのかは、オフィスの雰囲気によります。まずは観察眼を養うところから始めてみましょう。

︎フリーランスの場合

では、個人で生計を立てているフリーランスの場合はどうでしょうか。

フリーランスなので、きちんと稼いでいるということをブランド品でアピールしよう! と思われるかもしれませんが、残念ながら、ラグジュアリーブランドのアイテムは勤め人以上に反感をかってしまう場合が多いようです。お給料をもらうサラリーマンよりも、売上が生活に直結するフリーランスのほうが、より直接的に感じてしまうためですね。

下請けの仕事になればなるほど、この傾向は強まります。確かに、家の修繕を頼んだ大工さんがベンツで来たらびっくりしますよね。特に、値段を決める交渉の際は、ロゴの入ったブランド品を身につけるのは避けたほうが無難です。

アパレル企業の場合

ブランド, ビジネス (写真=PIXTA)

ファッションアイテムを取り扱うアパレル勤務、もしくはアパレル企業と繋がりがある会社の場合、ブランド品に対する考え方は、一般企業とは少し違うでしょう。

他の業界の企業よりは、ハイブランドのアイテムを使うことに対する理解はありますが、それは、相手先のブランドがターゲットにしているマーケット(マス向けなのか、富裕層向けなのか)にもよります。例えば、Tシャツを1900円で販売しているブランドを抱える企業へ、30万円のバッグで商談に行くのはちょっとチグハグな感じがしますね。

また、同じような価格帯のブランドのアイテムであったとしても、それがそのブランドのコンペチター(競合会社、ブランド)だった場合も注意です。ナイキのオフィスにアディダスのスニーカーは履いていかないですよね。「自社のブランドを理解してくれていない」と思われると同時に、「コンペチターとも取引があるのでは?」と勘ぐられてしまいます。

アパレル系の企業とやりとりをする際は、相手先の企業やブランドが、どういう層をターゲットにしているかもチェックが必要です。

ブランド品は全てダメなの?

「こんな場面で反感を買うかもしれない」ということをご紹介しましたが、ブランド品をビジネスシーンで使うのが悪いかというと、そうではありません。ハイブランドの多くは、世界でもトップクラスの素材を使用し高品質なプロダクトを提供しているため、愛着を持って長く使うにはおすすめです。

ただし、ビジネスシーンなど人の目にふれるところでは、大きくロゴが入ったものや、そのブランドを代表するような有名なデザインのものは避けたほうが無難です。

もしも使用する場合は表にロゴが無いものやプレーンなデザインのものがいいでしょう。もしくは、クラフトマンシップで有名なブランドや、ぱっと見は分かりづらい「知る人ぞ知る」系のブランドであれば、気づいた人からは「あの人はセンスがいい」と印象アップにつながることも。

ファッションはコミュニケーション

ビジネスシーンにおいても、ファッションはコミュニケーションです。身だしなみを整え、服を選ぶのと同じように、「今日はあなたとお話に来たんです」というのを全身で表そう…と考えると、そのブランド品がその場にふさわしいか、判断するヒントになるかもしれません。

小さな工夫ですが、ブランド品と上手にお付き合いをして、商談やプレゼンがうまくいくといいですね!

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