(写真=Thinkstock/Getty Images)

海外旅行の穴場。ヨーロッパのかわいい小国を訪ねてみたい!

「切手発祥の国」って?

「休暇でヨーロッパ旅行してきました」 「どこへ?」

こんな会話で出てくるのは、大抵イタリア、フランス、イギリスといったヨーロッパの中では大国とされる国々です。けれども、たまにはほとんど知られていないような国の話を話してみたいと思いませんか。

とはいえ、往復に時間がかかる遠い国まで出かけるのは、短期休暇では難しいでしょう。ここでは、メジャーな観光スポットを巡る旅の途中にちょっと立ち寄れる、穴場のかわいい小国を2つご紹介します。

イタリアの山上で中世の風情を味わう

イタリアの中の独立国といえばローマのバチカンが有名ですが、実はもう一つあるのです。

イタリア半島中部の山岳地帯にあるティターノ山上にあるサンマリノは、現存するうち世界最古の共和国です。総面積は山手線の内側より少し小さいぐらい。青森県十和田湖とほぼ同面積だといえばイメージしやすいでしょうか。世界で5番目に小さい国家だと言われています。

「霧の国」💦☁️ Лучше бы без тумана, но и так неплохо. #サンマリノ #イタリア #山 #霧

クリスティーナさん(@sugalenin)が投稿した写真 -

断崖に築かれた首都サンマリノシティは、中世の風情ある街並みと、開放的かつ雄大な景色を同時に楽しめる城塞都市です。というだけあって、サンマリノの街は坂だらけ。狭い路地にはみやげもの店やレストランがぎっしり並び、中世から残る歴史的建造物も多数あります。歩きやすい靴をはいていきましょう。

疲れたら、ぜひとも町中で目にするジェラート屋さんへ。イタリアの中にあるだけあって、種類はかなり豊富です。

20%を超える消費税がほとんどというヨーロッパ諸国の中にあって、消費税がいらないサンマリノはお買いものスポットでもあります。みやげもの店にズラリと並ぶブランド品には心躍ってしまうかも!

アクセスはアドリア海沿いのリゾート地、リミニの駅から1日10本程出ているバスで約1時間。リミニまでも、ミラノから直通列車で約3時間、ベネチアからは約2時間40分と便利です。

美しい切手で有名なリヒテンシュタイン

リヒテンシュタイン公国は、スイスとオーストリアに間に位置する、人口約3万7000人(2014年末)の小さな国です。面積は小豆島と同じくらい。首都ファドゥーツは、ヨーロッパの田舎を絵に描いたような風景の中にあり、絵本に登場するような街並みを見に多くの観光客が訪れます。

入国査証(ビザ)が必要な国では、入出国時にパスポートにスタンプを押してもらいますが、リヒテンシュタインはビザ不要。ですが、ファドゥーツの観光案内所に行けば、有料の記念スタンプを押してもらうことができます。せっかくなので、ここは入国記念として押してもらいましょう。

世界的に有名なのは、この国が発行する切手。切手発祥の地だけあり、その美しいデザインと素晴らしい印刷技術に、世界中の切手マニアから注目されています。観光案内所の隣にある切手博物館は、マニアでなくとも一見の価値ありです。

リヒテンシュタインのベストビュースポットは、ファドゥーツの街から坂を登った高台にあるファドゥーツ城でしょう。今も王室の方々が住んでいるので入ることはできませんが、眺めるだけでも十分に中世の雰囲気が感じられます。眼下の街並み、ライン川、背後のアルプスの峰々――。いつまでも記憶に残る風景です。

行き方はスイスのチューリッヒから列車でザルガンスまたはブックスへ。そこからファゥーツまでバスが出ています。所要時間は1時間半~2時間半。スイス旅行の合間に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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