(写真=Thinkstock/Getty Images)

人気上昇中! 寝台列車での女子旅が増えている訳

今、寝台列車の旅が面白い。女性に人気の全国列車旅を紹介

飛行機や新幹線など便利で早い乗り物がある中で、レトロ感漂う寝台列車ですが、その風情が逆に女性の心をつかんでいるようです。

流れゆく景色をのんびり眺めたり個室でリラックスできる寝台列車は、旅をロマンチックにしてくれる効果があるのかもしれません。一度は体験してみたい、寝台列車の旅を紹介しましょう。

流れる景色に身をゆだねる寝台列車の旅がオススメ

1.「サンライズ出雲・サンライズ瀬戸」

便利な乗り物におされて寝台列車の運行本数が減っていると言われる昨今ですが、そんななかで予約が困難なほど人気を誇っているのが、東京と島根県出雲市を結ぶ「サンライズ出雲」です。

女性利用客が圧倒的に多いのには、縁結びの神様「出雲大社」への参拝に利用されているという背景があるようです。さらに、22時に東京を出発して次の日の朝には出雲市に到着するため、乗り継ぎの面倒を考えると意外に使い勝手が良い点も見逃せません。

オール2階建て14両編成のこの列車は、岡山駅から先、出雲市へ向かう「サンライズ出雲」と、高松市に向かう「サンライズ瀬戸」に分割されます。

22時に東京を出発、深夜の街を走り抜け、星空を眺めながら就寝。朝になれば「サンライズ出雲」では里山の風景、「サンライズ瀬戸」は瀬戸内海の爽快な景色が待っています。

女性に人気の理由はそれだけではありません。

シャワールームが完備された充実の設備や、木のぬくもりがある清潔な車内も重要なポイントです。寝台はシングルとツインの個室があるほか、寝台料金がかからない半個室のような座席もあり、一人旅でも女同士の旅でも旅情を満喫できるのです。

2.「カシオペア」

北海道新幹線開業を機に、惜しまれながら定期運行を終了した「カシオペア」が2016年6月、臨時列車として運行を再開しました。

憧れの豪華寝台列車としての地位を確立していただけに、利用できるチャンスができたことはうれしい限りです。

「カシオペア」の魅力はなんといっても、贅沢感を楽しめる空間とサービスです。広々とした個室が用意され、180度のパノラマを独占できるスイートルームまであります。そして、豪華寝台列車の旅に欠かせない楽しみは、やはり食堂車でしょう。大きな窓に流れる景色を眺めながら、モーニングからディナーまで本格的な料理の数々を優雅に楽しむことができます。

見晴らしのよい2階部分にはラウンジスペース設置されています。夕暮れや星空、朝陽と、移ろう時間と景色にただ身をゆだねるのも思い出に残りそうですね。上野から札幌まで、眠るのがもったいないほど素敵な時間が流れています。

3.「ななつ星in九州」

寝台列車, 女子旅 (写真=PIXTA)

世界に誇る寝台列車と称される「ななつ星in九州」。

和洋と新旧を融合したという車内には天然木がふんだんに使われ、贅を凝らした空間でありながら、どこか懐かしさを感じさせます。乗車した瞬間、「別世界への旅が始まる」、そう予感させる非日常の時間が流れ出します。

走る社交場と呼ばれているラウンジカー「ブルームーン」では、夜になるとバーがオープン。ピアノの生演奏を聴きながら美酒を傾ける、大人の時間が待っています。14のゲストルームすべてがスイートルーム仕様というのも、この列車の特別感をあらわしています。広々とした空間には品格漂う家具や調度品が配され、各部屋にシャワーやトイレ、空調も完備されています。

豪華ホテルにも引けを取らないほど素敵な空間と時間にうっとりする女性は多いでしょう。まさに「一生に一度は…」と思わせる、優雅な寝台列車です。

移動そのものを楽しむのが寝台列車の旅

たどり着く目的地は決まっていても、移動の途中にいろいろなドラマがある、それが寝台列車への憧れをかきたてるのかもしれません。いつもよりゆっくりと時間をかけて景色を楽しみ、会話を楽しむ寝台列車の旅に出かけてみませんか。

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