(写真=PIXTA)

早慶、東大、女子大……卒業後一番幸せなのはどの大学出身?

出身大学がその後の人生に大きな影響を及ぼすかも……?

早慶、東大、女子大……どの大学出身の女性が一番幸せな人生を歩むことができるのでしょうか。筆者自身は、早稲田大学卒業後、いろいろな大学出身の女性と出会う機会がありましたが、出身大学がその女性の人生に大きな影響を与えることもある、と感じています。

大学時代に受けた教育内容のせいでしょうか。大学の教育方針やカラーに見合った学生が自然とその大学に集まってくるせいでしょうか。伝統校であり、独特のカラーを持った早慶。日本の最高学府である東大。長い間、志を持った女性を育ててきた女子大。それぞれの卒業後の人生を見てみましょう。

早稲女の生き方

早稲田大学の女子生徒が「早稲女(ワセジョ)」と呼ばれているのをご存知でしょうか。残念ながら、これは決して褒め言葉ではありません。「世の中には、男と女と早稲女がいる。」というのは、筆者が学生時代に、早稲田大学でよく言われていたことです。つまり『早稲女』は、女とはみなされず、性別の垣根を超えて自由に生きることができる、そんな人なのかもしれません。

「早稲女」であることは、その女性の人格とも言えるほど重要なアイデンティティーの一つになります。これは、結婚してもしなくても変わることはありません。筆者自身は、社会人になっても「早稲女」と呼ばれることが不満でしたが、仕事を覚えた社会人数年目に先輩男性から「君はもう男だよ」と言われたとき、とてもうれしかったのを覚えています。「男がやった仕事」でも「女がやった仕事」でもない、一人の人間として仕事の成果を認められるようになった瞬間でした。

しかし、筆者の大学時代の友人には「早稲女」のアイデンティティーを隠して人生を送っている女性がたくさんいます。一旦『早稲女』だということが知られてしまうと、本来自分が持っている女性らしさが否定され、誰とでも対等であろうとする面だけで自分を評価されてしまうのが怖いのです。「早稲女」だと公言できる職場で働いている女性は、伸び伸びと仕事に邁進しているに違いありません。職場の同僚やママ友に『早稲女』だとカミングアウトできず、早稲女魂を押し隠し、仮面を被って生きるのは少々不自由な人生だと感じてしまいます。

慶応卒の場合

一方の慶応出身の女性は、知性だけではなく、美しさと余裕を兼ね備えた人が多い印象を受けます。これは早稲女側の勝手な憶測かもしれませんが、出身大学を名乗ることがマイナスに作用することはないように思います。慶応義塾大学の校風のせいか、慶応卒の女性には早稲女のようにガツガツしたイメージがないからです。慶応卒の女性はきっと人生の幸せを掴み取ることができるのでは、と思わせてくれる存在です。

ちなみに、早稲女は慶応出身の女性が大好きです。戦場で唯一の友に出会ったような喜びを感じます。「早慶」と呼ばれることからも分かるように、慶応出身の女性なら、学歴を告げることで相手が抱くかもしれないコンプレックスなど、一切気にする必要がないからです。そして「もしかしたら、受験勉強や部活にいそしんだ、自分と同じような中高時代を歩んできたのかも」と思えるからです。

東大卒の場合

早慶2 (写真=PIXTA)

東大卒の女性は、日本の最高学府を卒業したのだから、仕事や社会で成功を収めることができると思われてしまうことが多いのではないでしょうか。学生時代からコツコツと勉強を続けてきた東大卒の女性は、社会に出ても仕事への労力を惜しまず成功することができるでしょう。

ですが、自分の努力次第でどんな困難も乗り越えてきた学生時代と違って、結婚後の人生はもっと複雑です。夫の留学や海外転勤、転勤先での出産や子育てなど、環境の変化に適応するよう求められます。柔軟な身の置き方、臨機応変に環境に対応する精神力が試されることになるでしょう。

どこにいても自分らしさを保ち続けることができるか。社会や身近な人間の理不尽な要求にどう応えていけばよいのか。東大卒だからといってそう簡単にできることではないかもしれません。

女子大卒の場合

女子大出身者は、女子力が高く恋愛や結婚に向いているというのが一般的なイメージかもしれません。家庭を守ることで社会に貢献するのも、世の中に欠かせない立派な仕事。筆者が出会った女子大出身者の皆さんは、女性らしさを秘めつつ内側に強い意志を持っている人が多い印象を受けます。

そのせいか、バリキャリ組の中に意外と女子大出身者が多いと感じます。長い間、国連難民高等弁務官や国際協力機構の理事長を歴任した緒方貞子さんも聖心女子大学の出身です。緒方さんと同じ様に、女性の大学進学率がそれほど高くなかった時代に女子大に進学し、自分のキャリアを見つけたという女性も多いのかもしれません。

幸せって何?

早慶、東大、女子大……卒業後一番幸せなのは誰なのかについて考えてきましたが、答えを出すのはとても難しいですね。どの大学を卒業したとしても、母校で学んだことを胸に自分の人生を切り開いていく人が幸せをつかむのかもしれません。

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