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【連載】「アラサー女のリアル株式投資リポート」

#08 「損したくない人」にもできる株取引って?

ついに高額取引デビュー?! 株取引を実況する連載の第8回です。

株投資デビューから2週間。先週はイギリスのEU離脱報道があってから株価もかなり下がったため、筆者は「今後、株式市場はどうなってしまうのだろうか…」と不安に思っていましたが、ニュースなどを見ていると、事態は想像していたよりは悪くなさそうな気がします。

「今が株式投資にとって非常によい時期」とは言い難いですが、「もうしばらく投資をするのは無理!」という状況でもなさそうです。

「株=怖い、怪しい」としか考えていなかった筆者がここまで前向きに考えるようになるとは、自分でもにわかに信じがたいというのが正直なところです。うーん。何事も経験してみることが大切とは言いますが、やはり「株を買う」という経験をしてよかったです。

前回は、数百円で買える「ミニ株」の取引についてご紹介しましたが、今回はステップアップして通常の取引単位である「単元株」の購入をしてみたいと思います!

これまでの経緯を知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。
筆者が株をはじめたキッカケは?
#01 株ってどれくらい損をするんですか?
ミニ株を購入した経緯は?
#06 アラサー女が株投資を実況。感想と失敗とアドバイス

先週買った富士電機はどうなった?

先週買った富士電機 <6504> の株価ですが、イギリスのEU離脱が報じられて一時402円まで下がりましたが、6月30日時点で422円まで回復していました!(よかった!)

単元株, 買い方, おススメ, 初心者 (画像=筆者提供)

筆者が購入したときは473円だったのでまだ損をしている状況ですが、1週間でここまで上がるとは思いませんでした。

「株って毎日勉強しないといけないのかな…時間足りるかな…」と少し不安だったのですが、実際に株を買ってからは理解できることも多くなり、むしろ「もっと知りたい」と感じることも増えてきました。

以前、ファイナンシャル・プランナーの高橋さんも仰っていましたが、株をやっている人は「よい企業はないか」と日々研究しているはずなので、筆者も地道に調べていきたいなと考えています。(参考:#02 初心者でもネット証券を使いこなせますか?

筆者が次に狙う「単元株」って?

富士電機の次に筆者が購入したいと思っているのは、「ミニ株」よりも購入単価が高い「単元株」です。

「単元株」とは、通常株取引をするときに最低限買わなければいけない最小単位のことです。日本の企業は、「単元株」を50株や100株ほどに設定していることが多く、だいたい数万円~数十万円で1単元を買えるケースが多いようです。

数万円〜数十万円……。投資に慣れている人ならなんでもない金額かもしれませんが、ビギナーの筆者はでそれでも失敗が怖いという気持ちがあります。少しずつ練習して株投資のコツを掴みたいと考え、できるだけ安く買える銘柄(企業)を探すことにしました。

マーケットの片隅に光る「癒し系」銘柄を求めて

できるだけ安く買える銘柄がいいな…、と思っていろいろ探していると、あまり安すぎる株の中には、倒産する可能性のある企業(!)もゼロではないらしいという情報が。

自分が投資した会社が倒産するなんて、考えただけでもやはり怖いです! ただ、調べていくと株価が安くても事業は安定している「優良株」もきちんとあるようなので、筆者はそんな、マーケットの片隅にキラリと光る、癒し系の銘柄を求めることにしました。

銘柄の探し方。最後は自分を信じるしかない

銘柄を探すときは基本的には、企業の自己資本比率や過去数年の売上高、営業利益などをチェックし、「この事業は良さそう」「今後も伸びそう」という当たりをつけます。

業績が伸びていた企業の商品が急に売れなくなったり、不祥事や規模縮小などが起きる可能性ももちろんあるので、100%の確実性はありません。

何事も「絶対」はないもの。ある程度調べたら、あとは自分を信じてみるしかなさそうです。

筆者が良さそうだと感じた銘柄はコレ!

調べた結果、筆者はヤマシナ <5955> という企業の株がよさそうと判断しました。

ヤマシナ 企業公式ホームページより

金属用ねじや部品の製造・販売などを行っている会社で、開発商品は経済産業省の「関西ものづくり新撰2016」などを受賞しています。売上高、営業利益も順調に伸びており、100株5500円程度で買うことができ(6月末時点の株価で計算しています)、なんと配当金も出るようです。

ヤマシナの最近の株価の動きは?

SBI証券のサイトから、ヤマシナの過去1カ月の株価チャートを見てみました。

単元株, 買い方, おススメ, 初心者 (画像=筆者提供)

株価を示すローソク足(下記の長細い赤と青のもの)を見てみると、6月27日の時点で、赤の「陽線」と呼ばれる株価の上昇を示す部分が長く伸びています。これは、株価が上がったことを表わしているそうです。

青は「陰線」と呼ばれ、株価が下落したことを表わしているそうです。(本当はもっと細かい見方があるようですが、大きく言うとそのような意味合いです)

ヤマシナの最近の株価の動きを見ると、6月27日の少し手前で下がり、その後に上がっています。株価は上がったり下がったりを繰り返す性質だそうなので、「もしかしたら今後また下がって、上がるかな」というのが筆者の予想。「安い時に買っておけば、また高くなった時に売ることができそうな流れ…かも」と考えました。

早速、注文!

「この株を買っておきたいな」と思ったので、さっそく注文することにしました。

単元株を買う時に単元未満株と大きく違うのが、「指値(さしね)」が選べることです。

指値とは、買い物をする時に、

「この商品が○円まで値下がりしたら必ず買います。でも、下がらなければ買わないことにします」

と言える〝仮の予約〟のようなもの。「指値」を選べば、自分の設定した価格になった時に初めて取引が成立します。

一方の単元未満株は、売買をする時点の取引株価に近い株価で売買が成立してしまう「成行(なりゆき)」という方法でしか発注できません。

板情報の「買気配株数」を見てみると、ヤマシナの株については51~52円で買いたいと考えている人が多いようです。筆者は「もし安く買えれば利益を出せるかも」と考え、指値を51円に設定し、200株を買うことにしました。(板情報の見方については、こちらを参考にしてみてください)

単元株, 買い方, おススメ, 初心者 (画像=筆者提供)

もしこれで株価が51円まで下がれば、200株を1万200円で買うことになります(手数料は除く)。

単元株, 買い方, おススメ, 初心者 (画像=筆者提供)

指値は期間を指定することができたので、6月30日までに設定をしました(注文を出したのは28日)。

単元株, 買い方, おススメ, 初心者 (画像=筆者提供)

注文から2日後…ヤマシナの株価の行方は

それから2日後。ヤマシナの株価を見てみると、6月30日の終値(午後3時、市場が閉まった時点の価格)は55円でした。

発注を出した28日の価格からは1円下がったものの、筆者の指定した51円よりは高いままです。というわけで、残念ながら今回は、指値注文でヤマシナの株を買うことはできませんでした。

実は、「単元株を買った様子をリポートしてください」と言われていたのでちょっと焦りましたが、編集部に相談したところ、「買えなかったことをリポートしてください」とのことでしたので、その点はホッとひと安心です。

とはいえ、せっかくなら買いたかった……!

「もう少し待てば下がるかな?」とも考えているので、引き続き株価やチャートなどを追ってみることにします。

今回、指値注文をしてみて感じたこと

単元株を買うにあたり、はじめて「指値注文」を行いました。今回は希望していた株価で買うことはできなかったのですが、指値注文をしてみてわかったことがあります。それは、「株は、自分の希望した価格で買うことも可能である」ということ。

株にマイナスイメージがあるのは、「損をする」と考える人が多いからだと思います(筆者もそうでした^^;)。しかし、指値注文であれば、自分が「この価格で買えば利益が出せそう」と考えて価格を設定できるため、無理をして買ったり、意に沿わない価格で買う必要がありません。

結果として、自分の理想通りの株価で買うまでに時間がかかったり、一旦あきらめて別の銘柄に目を向けてみるということになるかもしれませんが、「自分が納得できる株価で買い、損をしそうな価格で買わないという選択ができる」ことが可能なのです。「株=損をする」という認識が間違っていたことに改めて気づきました。

むしろ客観的で冷静な判断を続けることで、利益を出す買い方ができるようになるのではないかと思います。よい株がないかこまめにチェックしつつ、単元株の注文を目指そうと思います!(続く)

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