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高リスク「?」リターン。もし結婚という金融商品があったら

最大の難関は「銘柄選び」です。

結婚と投資は似ている、と言われることがあります。その答えは人それぞれ違うとは思いますが、結婚生活が長くなるにつれ、同意する方の割合が増えるのかもしれません。

あなたは「結婚」という金融商品があったら投資しますか? 5つの側面から考えてみましょう。

①「銘柄選び」をどうするか?

「結婚」という金融商品の最大の難関はズバリ「銘柄選び」(投資先の選定)ではないでしょうか。

現状では目立たないイマイチな男子は、株式投資で言うと、発行数の少ない「小型株」にも似ています。誰もが注目するような素材ではなく、不人気かもしれませんが、視点を変えると「お手頃」で手に入れやすいかもしれません。

今はイマイチにみえる彼も、その後「テンバガー」(元の価格の10倍になる)になる可能性だってあります。想定外の大きなリターンに、ほくほく気分にさせてもらえるかもしれません。※参考:出世確実!テンバガー男子の見つけ方

株式投資の場合、投資家はその銘柄が将来どうなるか、ある程度予想して投資していますね。「結婚」の「銘柄選び」も、将来どうなるか完全に見極めることはできなくとも、ある程度仮説を立てて「投資」する勇気が必要になりそうです。

②「損切り」のタイミングはいつか?

投資において損失を最小限に抑えるためには、「損切り」(株などで損失が出たときに、それ以上損失が膨らむのを防ぐために手放すこと)をすることが大切です。

株やFXなどの投資での損切りならば、早めに実行し、小さな損に留めれば挽回可能です。しかも自らの意志だけで実行できる分、投資での損切りのほうがはるかに簡単です。

では結婚は? これは微妙です。

結婚前ならば、出産適齢期のある女性には、早めの「損切り」がよい結果を招きやすいです。

結婚後、長い年月が経過している場合、「損切り」の決断の仕方は人それぞれ変わってくるでしょう。現状の「含み損」には目をつぶるのが得策な場合もあります。少しでも自分に有利になるタイミングで損切りするほうが、長期的には良い結果になることもあるからです。※参考:恋も株も「損切り」が大切な理由

③「リターン」は何か?

投資, 結婚 (写真=Thinkstock/GettyImages)

株を持っていれば、優待品や配当金がもらえることもあったり、株主総会などでの出会いもあったりと、楽しいこと(=リターン)が多々あります。最初は遊び半分でも、何時の間にかその銘柄に恋をしてしまうこともあります。愛着が湧き、手放せなくなるかもしれません。

結婚もそうです。楽しいギフトもたくさんあり、結局それの維持が最も楽に感じることも多いでしょう。

しかし、更に値崩れして「含み損」を抱えることになる可能性もあります。ハイリスクかもしれない投資も結婚も、夢を見続けられるかどうかがネックになりそうですね。

④「コスト」は高い?低い?

投資では大金を投資資金にしている方もいるでしょう。この金融商品にしてしまった投資資金は、ある週末、突然衝動的に現金でしかできない買い物をしたくなった時には使えません。

結婚も、してしまった後は不自由なことが激増します。そういう意味でコスト高かもしれません。けれども、幸せな結婚をして得られる安定感や、家族と楽しい時間を過ごす幸福感は、そのコストを受け入れないと絶対に得られません。

これさえ見ていればいい!という指標はない

結婚も投資も、これさえしっかりチェックしていれば失敗はしないという指標は見つかりません。結婚も投資も失敗したことがある著者はつくづくそう思います。

想像もしていなかったことが、投資にも結婚生活にも発生します。大きな含み損も、含み益も突然発生したりします。時には直感が大正解なこともあります。

このような特徴をもつ「結婚」という金融商品があったなら、簡単には投資をしようとは思えないかもしれないですね。その反面、どこかおもしろそうで、怖いもの見たさで手を出してみたくなるのも事実。

結局、結婚も投資も、それで夢が見られるかどうかではないでしょうか。

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