(写真=PIXTA)

最初の投資先にいかが「なでしこ銘柄」3社選んでみました

これからに期待したい企業です。

筆者は最近株を始めることになったこともあり(アラサー女のリアル株式投資リポート)、上場企業の銘柄を見たりする機会も増えました。上場企業の中でもいろいろな企業があるんだなと思いつつも、「特に女性が活躍している上場企業はどこなんだろう?」という疑問が芽生え、調べてみました。

調べてみると、「なでしこ銘柄」というものを知りました。「なでしこ銘柄」は2012年から経済産業省と東京証券取引所の共同企画として開始されたもので、女性活躍推進に優れた企業を毎年選定・発表しています。

なでしこ銘柄に選ばれた企業の中には、2012年度の開始時から毎年選ばれている企業が3社、3年連続で選ばれた企業が6社あり、継続した取り組みを行い、なでしこ銘柄の「常連」となりつつある企業も見られます。今回は、その中から気になった企業の取り組みをご紹介します。

4年連続で選定!KDDI <9433> (情報・通信業)

4年連続でなでしこ銘柄に選ばれた企業のひとつに、情報・通信業のKDDI株式会社があります。

KDDIでは、⼥性リーダーを輩出することに以前から力を入れており、女性管理職が9年連続で増加しています。9年前といえば、今ほど女性活躍が叫ばれていなかった頃ですよね。KDDIは、当時から女性管理職の育成に力を入れ続けていたことになります。2014年には、初の女性役員が誕生しています。

なでしこ銘柄, おすすめ (写真=PIXTA)

KDDIは「ダイバーシティが基本」という考え方を持っており、男性社員の育児休業取得率が84%にものぼります。また、全社員がテレワーク制度を取得することが可能で、60%が取得しています。

KDDIは、従来のあり方にとらわれず、男女両方が長期的に活躍できる企業を目指しているように見受けられます。

建設業からも選定!大和ハウス工業 <1925> (建設業)

今回、なでしこ銘柄に選ばれた企業を見ていて意外に思ったのが、女性管理職が少なく「男性社会」という印象のある建設業から、3社が選ばれていたことです。

2014年度から2年連続で選ばれた大和ハウス工業株式会社は、2005年から女性活躍推進の取り組みを開始し、女性社員の研修の実施や、「時間あたりの生産性」を評価の項目に導入したことなどが評価されました。

女性は小さい子どもがいるなどの理由で一時的に勤務時間を制限せざるを得ないケースも多いです。時間あたりの生産性を評価することは、女性社員が長く活躍し続けられるためにはとても大切だと思います。

大和ハウスの女性管理職の比率は2.1%と他業種に比べればまだ低いものの、女性活躍のための積極的な取り組みを行い、企業風土改革に乗り出しているため、今後に期待できるのではないでしょうか。

唯一マザーズから選出!トレンダーズ <6069> (サービス業)

今年3月、2015年度のなでしこ銘柄が発表され、全3500社の上場会社から45社が選ばれました。今回、45社のうち44社は、東証一部上場企業から選ばれました。唯一マザーズ上場企業から選ばれたのが、トレンダーズ株式会社です。

トレンダーズは2000 年に創業した比較的新しい企業ですが、創業社長は女性で、事業として女性向けマーケティングを主に行っていることもあり、「⼥性と働くを HAPPY に」を掲げています。

創業当初から現在まで、⼥性活⽤の推進や⼥性管理職・役員の登用を積極的に行い、現在は女性役員、取締役、監査役にも女性がおり、社内の管理職24名のうち、17名が女性です。女性社員のキャリア支援にも力を入れているため、名実ともに女性が活躍する企業として、さらなる発展・成長が期待されます。

数ある上場企業の中から選ばれる「なでしこ銘柄」

今年4月からは女性活躍推進法が施行され、一定以上の規模の企業は女性管理職の目標設定などをはじめとする行動計画などを、労働局に提出することが義務づけられました。

「なでしこ銘柄」も、これまでは東証一部上場企業の中から選定していましたが、今回からは東証一部以外にも、東証二部、マザーズ、JASDAQの上場企業が選考対象となりました。

形だけじゃなく「女性活躍」に取り組む

「女性活躍」について、企業ごとに具体的にどのような取り組みをしているのかは、なかなかわかりにくい部分もあります。今回ご紹介した企業を含め、なでしこ銘柄に選ばれた企業は、「形だけでなく実際に女性活躍のための取り組みを行い、成果を上げている企業」という点で、ひとつの指針となるでしょう。

女性が活躍できる企業は「中長期的な成長力のある企業」として、投資家からも注目されています。現在株式投資をされている方は、なでしこ銘柄への投資を考えてみてはいかがでしょうか?

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