NYCでインターンを希望していたオーナーへ直談判(写真=筆者提供)

【連載】「きんゆう女子。の起業日記♪」

第3話 会社を辞めるとこんなことが不安になります

会社を立ち上げる前の10カ月。お金の問題に直面

Webサービス、旅行サービスのTOE THE LINEを起業した鈴木万梨子さんがつづる、働き女子の奮闘記。思い切ってエイチ・アイ・エスを辞めた鈴木さんですが、会社を辞めてしばらくするとお金のことが不安になってきました。

会社を辞めてすぐはやる気に満ちあふれていた

会社を辞めてからは、生活が激変しました。

「旅行先をもっと楽しむビジネスを作ります」といろんな方に宣言して辞めたこともあり、最初はやる気に満ちあふれていました。

「アルバイトを掛け持ちして、お金貯まったら何か小さいビジネスでも始めようかな!」

「好きなイラストや写真の特技を生かしてブログを書いてみようかな」

「旅のファッションセレクトショップを経営してもいいなあ」

など、夢ばかり広がります。

とにかく色んな人に会う

毎日、色んな人に会うようにしていました。元人材系会社勤務で独立してコンサルティングしている方、美容サロンのトップスタイリストさん、IT企業のお偉い方(!)、プログラマーの方、将来独立を考える方、などなど。デパートで見つけたニューヨークに住む日本人デザイナーのサンダルブランドにコンタクトを取り、ニューヨークに行きインターンシップをしたいと直談判したこともありました。

このときに会った方とは、必ず

  • なぜ今の仕事をして、会社を作ったのか
  • どんな思いで日々仕事をしていて、何が必要なのか
  • 事業立ち上げから経験している方には、どうやって事業をスタートしたのか
  • パートナーはいるのか
  • 恋愛と仕事の両立はどうしているのか

…を聞いていました。

ここで、リアルな経営者たちの実践の話を膝突きわせてお話しさせていただいたことで、自分もその方になりきって、経験をしたかのように感じることができました。

画像縮小,鈴木万梨子, 起業 もともとイラストが好きでミュージカルをみてブライズメイドのファッションを描いてみたり。(写真=筆者提供)

真剣にその人を知ると、自分のことのように思えてくるのです。これは、なんちゃってかもしれないのですが、「自信」になります。

ずっと先に進んでいる人たちのスタートラインを聞いて、最初は誰だって大変で上手くいかないことがありながらも、やり抜いたから今の姿があると受け止めることができました。 わたしも、一歩踏み出して挑戦し、失敗してもいい、やり抜こう。と。

恋愛と仕事の両立には、賛否両論があったので、どこかのタイミングで書きたいと思っています。^^

アパレルに興味があったので転職エージェントにも何度か行きましたが、野心的なわたしには合っていませんでした。全ては「ビジネスをしてみたい」「こんなサービスがあったら嬉しい…!」という単純な思いから行動していました。

3週間後、お金の不安を感じ始める

ところが3週間くらい経つと、長い夏休みの感覚が終わり、「仕事がなく固定収入がない」ということに対する消失感と不安を感じ始めました。お金が足りない!という単純な悩みだけでなく、「健康保険や税金、年金はどうなるの?」と不安にもなりました。

細かいことは誰に聞いたらいいかも分からず、ハローワークに行ってみるものの、結局流れに沿って手続きするくらい。ビジネスをしたいと言っていたのに、こんなことでは、何も変わらないし、一体どこから手をつけていいのか見えなくなってしまいました。明らかに勉強不足だったわけです。

特にこういう知識は、必要に迫られて初めて分かるものなのだなとあらためて思いました。とりあえずその時は、書類などをお菓子の箱に入れて、蓋をしました。先延ばしにしてしまったのです……。

お金について考えるのは実は楽しい

読者の皆さんには、仕事や人生の転機のちょうど真っ最中の方や、その予定をちょっと先に控えている方、全然予定のない方など、いろんな状況の方がいらっしゃると思います。

いずれにしても、お金について考えることの楽しさを早いうちから知ってほしいと思います。

正直お金の話って、ほとんどが耳の痛い話に聞こえます。

節約、ガマン、予測できない未来に対してお金を取っておかなきゃいけない、とか、病気になった時の事を考えたり、彼氏がいないのに、人生設計を考えないといけなかったり…。とりあえず今月の結婚式のご祝儀の心配がさきなので、後回し。

でも、社会人になって初任給やボーナスをもらった事がある方は思い出してみてください。お金を稼ぐ事の楽しさ、嬉しさ、自分の頑張り、モチベーション。

お年玉が思ったより多かった時の、嬉しさ。

過去を振り返って考えてみると、収入が増えること自体は「楽しい・面白い」ことです。

いまはたった0円の貯金だったとして、投資ができないと嘆くのではなく、だったら、”何か”行動をして”自ら生み出そう!”と考えてみてほしいです。

きっといろんな方がそうおっしゃっていると思うのですが、 わたしは、自分でそう思えるようになったのは、一歩踏み出して新しい世界に飛び込んだからです。

お金がないなら、何がわたしの持っている資源なのだろうか?

ベンチャーという世界との出会い

お金をどう稼ごうか、ビジネスをしていこうか考えている時に出会った世界。

画像縮小,鈴木万梨子, 起業 いつのまにか、ベンチャーの世界に…!メンバーの一員として早速WBSに映りました。(写真=筆者提供)

それが、ベンチャーという世界でした。ベンチャーとは、冒険という意味があります。挑戦しようとする人たちで結成されるビジネスの卵たちがたくさんいる冒険の世界です。

海外できままに働くことや異業種への転職を考えていた私が、仕事を辞めて1ヶ月後には、ベンチャーの世界に足を踏み入れていました。

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個性的な連載で「投資」を身近に