2015年11月、シンガポールのラッフルズホテルにて(写真=筆者提供)

理想に近づきたい人へ。本気の「ひとりミーティング」やり方

思った通りに行かない人生、辞めませんか?

「なりたい自分」を叶える。

こんな言葉をここ数年ものすごく目にするようになりました。“なりたい自分”を実現するにあたって、私は大きく二つの側面からアプローチすることが重要と考えています。ひとつは、「自分が何をするか」という側面、そしてもうひとつは「誰とどんな環境で過ごすか」という側面です。

先日掲載された「なりたい」を叶える「交友関係デトックス」の3ステップの記事は、「誰とどんな環境で過ごすか」という側面のお話でした。今回は「自分が何をするか」という側面についてご紹介します。

「自分が何をするか」を考えるために私がおススメしたいのが「ひとりミーティング」です。

まずは「ひとりミーティング」の準備から

まずは「ひとりミーティング」を行う準備をはじめてみましょう。

準備①ミーティングを実施する時間

「ひとりミーティング」はその名前の通り、ひとりで行うミーティングなのでいつでも自分のすきな時に取り組むことができますが、できれば週末に2-3時間ゆっくり時間がとれるタイミングを選ぶことをオススメします。

時間が確保できたら、その時間は自分との「ミーティング」なので、できれば携帯の電源はオフにするなど、外部からのコンタクトが受けられない状況で行いましょう。

準備②2つのアイテム

用意していただきたいのは、お気に入りのノートと筆記用具です。

単なるノートではなく、お気に入りのノートを用意することで、「ひとりミーティング」という慣れない作業を進めるにあたってのモチベーションを高めることができます。書いたあとに、机に飾っておいたり、持ち歩いたり、何度も見返したりと、繰り返し見返す機会が増やすことができるのも、お気に入りのノートを用意するメリットです。

理想, 近づく方法 筆者が実際に使ってきた・使っている「ひとりミーティング」用のノート(写真=筆者提供)

また、紙ではなくノートにまとめて書いていくことで、”なりたい自分”をかなえるためのヒントを気がついたときにメモしたり、達成度を確認したり、定期的な「ひとりミーティング」での新しい「なりたい自分」を定点観測していくことが可能になります。

「なりたい自分」を描くときに大事にしたい2つのポイント

準備が整ったらいよいよそのお気に入りのノートに「なりたい自分」を描いていきます。それあたって2つの大事なポイントがあります。

ポイント①なりたい自分像をライフスタイル全体で考える

ひとつは、「”なりたい自分像”をライフスタイル全体で考える」ということ。

“なりたい自分”となると、仕事を中心に考えてしまいがち。もちろん”やりたい仕事”も大事ですが、仕事は人生を構成する要素のひとつです。

”なりたい自分”を描くにあたっては、ぜひ「自分が得たいライフスタイル全体」で描くことを意識してみてください。(具体的な方法は後ほど改めてご説明します)

ポイント②「こうなったら最高!」という視点で

そしてもうひとつの大事なポイントは、「こうなったら最高!という視点で内容を書く」ということです。

「なりたい自分」がうまく描けない人の原因の多くは「こんなのやっぱり無理だよね。。」という自分の心の声が理想にブレーキをかけてしまうことです。描く起点が”今の自分”になってしまう と、描ける自分像に限界がでてきてしまいます。

今の自分がどうであるかというのは一旦脇にいておいて、もし自分がどんな風にでもなれるとしたらどんな風に なったら最高!と思えるか、そういう視点でぜひ描いてみてください。

「なりたい自分」を描く5つの切り口

ここまで準備ができたら、いよいよ「なりたい自分」を思いっきり描いていきましょう。とは言っても、何から考えて描き始めたらいいのかわからないもの。ここではなりたい自分像をイメージするための5つの切り口をご紹介します。

①人としてどんな自分になりたいか(外見/内面)

まずは「自分がどんな人でありたいか」ということ。外見的な点、また内面的な点にわけて考えることをお勧めします。

外見的な点でいうと、体型や体重、自分の憧れのブランドなどをあげて「–のブランドの服が似合う」など書くのもありです。

内面的な点は、自分の心がどういう状態でありたいか、どんなことを大事に日々過ごしていきたいかを描いてみてください。

②世の中に対して何をする人でありたいか(仕事、その他の活動、趣味)

自分は世の中に対して、または身近な人に対してどんなことができる人でありたいのか。これは仕事を通してでももちろん、仕事以外の趣味や習いごと、ボランティアなど、自分がやりたいと考える活動をすべて含めて書きだしてみてください。

③どんな人と日々関わりたいか

住む場所と同様、「日々どういう人と過ごすのか」ということは私たちの人生に大きな影響があることは前回の記事でもお伝えした通り。これは一見自分では選べないことのようにも思えますが、自分がどんな人に囲まれて過ごしていきたいかを明確にし自ら決めてみてください。そうすることで、日々の生活の中で過ごしたい人との時間を選び、優先できるようになっていきます。

④どんな「もの/こと」を持った人生にしたいか

自分が大好きなブランドの洋服やアクセサリーなどを手に入れることも、自分自身への自信や満足度を高めてくれるひとつの要素です。

それ以外にも、好きな食べ物が食べ れたり、好きなレストランに行けること、好きな場所へ旅行にいけること、好きなことを探求すること、そんな様々な体験や、それができる時間的そして経済的な余裕を持つことも、”なりたい自分”をかなえるためにとても大切です。

人生でどんなもの/ことを経験したいかについてもぜひ考えてみてください。

⑤どんな場所に住みたいか

住みたい国もしくは地域やエリア、またどんな間取りの家に住みたいのか、家の外観の雰囲気、色、部屋のインテリアなど、自分がこんな場所に住めたらすてき!と思える場所をイメージしてみてください。

人によって「住む場所」に対する優先順位は様々ですが、自分の帰る場所であり、日々生活する基盤となる家やその周辺の環境は、”なりたい自分”を実現する上でとても重要な要素です。

文字や文章よりも写真や絵のほうがイメージしやすいという方はもちろんそれでも大丈夫。イメージに合う写真を本や雑誌から探してノートに貼ったり、インターネット上でイメージ画像を探してストックしておいたり、プリントアウトしてノートに貼るのもお勧めです

「ひとりミーティング」は定期的に

学生生活と社会人生活の大きな違いのひとつは「定期試験」や「卒業」がないこと。

つまり、社会人生活では「定期試験」のような自分の現在の状況を知ったり振り返ったりする機会、また「卒業」のような明確なゴールは自分で意識してつくったり、設定しない限りはありません。会社や仕事によってはそうした機会を設けているケースもありますが、それはあくまで「会社における自分の役割」の振り返りやゴールであるはずです。

また近年、終身雇用制度はほぼ崩壊し、多くの人が当たり前のように「転職」を経験するようになりました。そんな風に自分を取り巻く外部環境が激しく変化する中でも、自分の軸をしっかり持って生きていくためには、自分の人生の振り返りやゴールを自ら意識してつくる必要があります。

「ひとりミーティング」は自分のペースで3カ月か半年に1回、自分の状況の変化が著しいときは1カ月に1回程度のタイミングで定期的に行うことをおすすめします。

わたし自身、これまでにこの定期的なひとりミーティングで、希望する分野への転職、イメージしていたデザインに近い家への引越し、Girls Beeの立ち上げや運営、そしてシンガポールへの移住といった様々な自分自身の目標を実現することができました。ぜひ定期的な「ひとりミーティング」で「なりたい自分」に近づいていきましょう。

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