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プロに聞く! 働く女性と生命保険の見直しのポイントは?

自分にベストなタイミングで、ベストな保険に見直そう。

仕事のキャリアを積んでくると、少々余裕ができて自分を見つめなおす時間が生まれます。パートナーのこと、仕事のこと、お金のこと・・・。

その中の心配なことの一つとして、「私の保険ってこれでいいの?」という気持ちをお持ち女性のも多いようです。そこで、今回は生命保険の見直しについて考えてみることにしましょう。

生命保険の種類を学ぼう

ひとくちに生命保険といっても、生命保険には様々な種類があります。生命保険で準備できるものを大きく分けると以下のようになります。

① 死亡時や高度障害時に必要なお金

② 病気時に必要なお金

③ 介護時に必要なお金

④ 将来の資産として必要なお金

死亡時や高度障害時に必要なお金は、保障期間が一生涯の「終身保険」や期間が定まっている「定期保険」や「収入保障保険」等で準備ができます。

病気時に必要なお金は「医療保険」や「がん保険」、「三大疾病の保険」等で準備ができ、これらには終身型(一生涯の保障)や定期型(一定期間の保障)があります。介護時に必要なお金は「介護保険」で賄うことができますが、これらも終身型や定期型があります。

将来の資産として必要なお金は保障より貯蓄性重視の生命保険を活用することができ「学資保険」や「個人年金」、「終身保険」等で準備できます。

生命保険の見直しをするタイミングって?

ずっと前に入ったままの生命保険。見直しのタイミングはいつなのでしょうか。

多くの人は収入に変化があった時、ライフスタイルが大きく変わった時に保険を見なおします。転職や結婚、出産、ローンを組んだ時、ローンの返済が終わった時、家族構成が変わった時などがそのタイミングといえるでしょう。

もちろん、ライフスタイルに変化がなくとも、真剣に生命保険の事を考えてみようと思った時、将来の事が不安になった時がベストなタイミングですね。

生命保険の見直しはどこに相談すべき?

では、生命保険を見直そうと思った時、どこに相談にいけば良いでのでしょう?

自分のライフスタイルや家族構成に合わせてしっかり保険を選ぶためには、自分の意向を明確にする必要があります。そのためにまずは、ファイナンシャルプランナーに相談して将来設計や資金計画をたてましょう。

できれば保険は、複数の保険の中から自分に合ったものを選びたいもの。複数社取扱いのある保険代理店に行くと良いでしょう。後述しますが代理店の中には、ファイナンシャルプランナーの資格を持ってライフプランから相談にのってくれるところもあります。

生命保険の見直しのメリット

生命保険の見直しをするとどんなメリットがあるのでしょう。以下、見直しのメリットをあげてみます。

① 将来の心配事が明確になると同時に不安が消えた

② 余分な保障をカットできた

③ 本当に必要な保障を確保できた

④ 保障と貯蓄を合理的に考えられた

⑤ 人生における保険の位置づけを確認できた

⑥ 毎月の保険料を必要と認識し、納得の上払えるようになった

きちんとプロを頼って保険を見直した場合には、家庭の事情、他の資産や今後のライフイベントやキャッシュフローも視野に入れてアドバイスをしてくれます。

多くのデータを活用しながら必要な保険選びの根拠も説明してくれますので、客観的に自分の未来におけるリスクが明確になり、漠然とした不安が消え、自分に必要な生命保険もおのずと見えてきます。これまでに加入していた生命保険で余分に入っていた部分を削ったり、これまで不足していた保障を補ったり、加入し直したりすることで、自分にピッタリの保険に加入できます。

生命保険見直しのチェックポイント

では、生面保険の見直しのチェックポイントを押さえてみましょう。

① 自分の対処したいリスクに合っている生命保険なのか?

② リスクをカバーする手段として本当に生命保険で対処するべきなのか?

③ 保険期間はいつまでなのか?

④ 保険料をいつまで、いくら払うのか?払えるのか?

⑤ いつまで、いくらの保険金なのか?

⑥ 全部でいくら払うのか?

⑦ 費用対効果は納得済みなのか?

⑧ 保険契約の形態(契約者・被保険者・受取人など)は適確か?

⑨ 貯蓄性がある保険なのか、掛け捨てなのか?

生命保険の保険料は、長く支払うため、総支払額は住宅の次に高いといわれています。

そのため、支払総額の確認と費用対効果は重要なチェック事項となります。そしてせっかく加入しても必要な時期に保障が減ってしまったり、終わってしまったり、保険料が家計の負担になり、払えなくなったりしては困るため、内容をしっかりと確認しておきましょう。

また、意外と保険の契約形態は重要ですが、誰が契約者なのか、被保険者なのか、受取人なのか、指定代理請求人をつけているのか、など見落としがちだったりします。

契約形態によって税金が変わってしまったり、いざという時に保険が使えなかったりするかもしれないのです。そして長く払っているから解約返戻金があると思いあてにしていたが、掛け捨てだった…などという勘違いも割と多くあるため自分が加入している生命保険に貯蓄性があるかないかのチェックはしましょう。

保険商品の良し悪しよりも、自分の考え・ライフスタイルに合っているかどうかが生命保険の見直しには一番重要になってくることを念頭に置いておきましょう。

特に女性がチェックしておきたいポイント

女性は保障が少なくてもいいと思っている方も多いかもしれません。

ところが女性は、女性特有の複雑な臓器があるため、病気になるリスクが男性よりも少し高いのです。

また、統計上、女性は男性より長生きすることになっているため、病気で患う時間や介護状態の時間が長くなるかもしれません。そして健康である場合は、老後が長くなり長生きリスクに備える必要性が出てきます。いずれにしても「女性だから保障はいらない」、とか「保障は少なくてもいい」という訳ではないということです。

生命保険見直しの注意点

生命保険の見直しの注意点は、まずは自分の意向を固めてから商品選びをするということ。 ファイナンシャルプランナーに相談して方向性を見出してからであれば、自分で注文が付けられるためさほど問題がありません。

しかし、最初から見直しを保険会社や保険代理店にお願いする場合、アドバイザーである保険の担当者(生命保険募集人)を見極める必要性があります。担当者が自社の取扱い保険の事しか知らず保険や金融・社会保障の知識が乏しかったり、義理を押し付けたりするようであれば、担当を変えたほうが良いでしょう。

新人の方で未熟であっても上司の方のサポートを得ながら頑張ってらっしゃる方もいます。そういう方が担当であれば、多少ご本人の知識が乏しくても、顧客の意図を組んでくれるため問題ありません。

いずれにしても、きちんと客観的に話をしてくれる担当者と話をすすめましょう。 そして、生命保険の見直しの際は損害保険の見直しも同時にすると、よりリスクに対する必要な保険がわかり効果的です。

無料で生命保険の見直しができるサービス

生命保険、見直し、ファイナンシャルプランナー (写真=Thinkstock/Getty Images)

保険の見直しの際、ファイナンシャルプランナーに相談するのがベストですが、もちろん相談料が発生します。なるべくお金はかけず、質の良い相談を受けたいのであれば、上級のファイナンシャルプランナーの資格を持つ保険会社や保険代理店の方にアドバイスをもらうと良いでしょう。

保険募集ができるファイナンシャルプランナーがいる代理店等は、ネットでも探せますが、 できれば地元の方をお勧めします。その地元事情に詳しいファイナンシャルプランナーがいて、無料で相談にのってくれるはずです。

自分の未来を左右するかもしれない大事な生命保険。安易な契約をせずしっかりと考えましょう。

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