(写真=Thinkstock/Getty Images)

「杏の実」名前はかわいいけど、実際どんな投資信託なの?

DAILY ANDSと同じ名前の金融商品がある!

投資信託は国内では約6000本前後(記事掲載時点)あるそうです。

たくさんの本数がある中で、可愛らしい愛称で呼ばれている商品もあります。

今回はDAILY ANDSのサイト名にちなみ、「杏の実」の愛称で呼ばれている投資信託を取り上げてみました。

実際にどのような商品なのか、投資信託の初心者向けに簡単に紹介して行きましょう。

「杏の実」と呼ばれる投資信託がある

「杏の実」とは、「ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月分配型)」の投資信託の愛称で、大和証券投資信託委託が運用しています。

設定日は2003年6月13日、信託期間は無期限です。

この投資信託は、オーストラリア・ドル建ておよびニュージーランド・ドル建ての公社債等に投資しています。

公社債等の格付けは、取得時に「AA格」相当以上とすることを基本としており、毎月15日に決算を行い、収益分配方針に基づいて収益の分配を行うものです。

なお、公社債投資信託(こうしゃさいとうししんたく)とは、大手企業や公共団体など、格付けが手堅い「公社債」に投資をする金融商品のこと。 格付けとは投資信託評価会社が評価しているもので、実績や他の投資信託などを調査・分析した上で段階ごとのランク付けを言います。

「杏の実」の「AA格」は信用度が高いと見ることができるでしょう。

「杏の実」という愛称の由来は、

1.あんず→Australia(オーストラリア)New Zealand(ニュージーランド)の頭文字ANZ

2.み→毎月1回決算を行い、収益分配方針に基づいて収益の分配を行うこと

から来ているようです。

投資信託, 杏の実 (写真=Thinkstock/GettyImages)

どのような商品なの?

モーニングスターによると、「杏の実」の2018年10月2日現在の純資産額は2727億6600万です。

「杏の実」の基準価格は、5,087円(2018年10月2日現在)で、直近5回(2018年3月〜9月)の分配金の金額は20円です。

分配金は預貯金の利息とは異なり、投資信託の純資産から支払われますので、分配金が支払われると、その金額分、基準価格は下がります。

●利益が出た場合(100万円の元本が120万円に増えた)

●利益が出なかった場合(100万円の元本が90万円に減った)

投資信託の分配金は、利益が出ても出なくても資産から支払われるので、元金は減るという特徴があります。

このように見てみると分配金は実はあまりオトクではないように感じられてしまいますが、コンスタントに現金が振り込まれるしくみは人気が高いようで、毎月分配型の投資信託は上位に上がっていることも多いようです。

☆もっと分かりやすく知りたい方はこちら!→第6回 投資信託の「分配金」とは?受け取らない方がいいものなの?

「杏の実」は投資対象としてどうなの?

投資家は、かわいい愛称がついているの投資信託について、難しい名前しか付いていない商品よりも親しみやすいとは感じているのは事実です。

また、「ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月分配型)」と長い正式名称で言うよりは、「杏の実」と言うほうが言いやすいので愛称で呼んでいるというのもあります。

覚えやすく、かわいい言葉なので気軽に使えるのでしょう。

しかし実際は運用成果の方が重要なので、名前がどうのこうのよりは実績が大事だと感じています。

大事な資金を運用しているのですから、当然と言えば当然ですよね。

大事なのは中身を理解すること

投資信託は複雑で覚えにくい名前が付いているものが多いのではないでしょうか。

その点、「杏の実」のように可愛らしい愛称が付いている投資信託は、親しみやすく覚えやすいですよね。

しかし、忘れてはいけないのは、当たり前のことですが投資家は名前だけで投資をしているわけではないということ。

可愛らしい愛称だけにとらわれず、商品の中身をしっかりと理解して実際の運用成果を見ていくことが一番ではないでしょうか。

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