(写真=Thinkstock/Getty Images)

あるIT企業の株主優待が「国立博物館共通パス」な理由

企業に問い合わせてみたら、意外な返信がありました。

女性の中には株主優待をメリットとして、株を所有している人も多いのだとか。その中には銘柄からは想像もつかない、驚きの優待品をもらえることもあります。

例えば、あるソフトウエアの会社。なんと、株主優待が展覧会のチケットのなんです。どういう関係があるのか謎ですが、とっても嬉しい優待ですよね。この企業の株主優待について、すこし解説しましょう。

コアの株主優待は国立博物館共通パスポート!

コア(東証一部 2359)の権利確定月は3月末日、単元株数は100株です。ただし、条件がありますので注意が必要です。

2016年6月20日現在のコアの情報は下記の通りです。

  • 株価:1019円
  • 権利確定日:3/31
  • 単元株数 100株
  • 配当利回り 1.96%
  • 1株配当 20円(会社予想)

ところで、コアという企業はカブジョであっても、というより女子にはあまり馴染みがないかもしれません。

コアとはどんな企業?

株式会社コア (画像=公式ホームページ)

1969年(昭和44年)12月に設立された企業です。けっこう歴史がありますね。ソフトウエアの開発を行ったり、利用者にとって最適な環境になるような製品やサービスを提供する「情報・通信サービス系の企業」です。

情報セキュリティーの問題に関してはリスク対策や、組織としての生き残りに必要な経営効率の追求をサポートしたりもします。インターネットが普及した現代、とても重要な役割を担っている企業と言えるでしょう。

なぜ株主優待が国立博物館の共有パスなの?

それにしてもなぜ、IT企業の株主優待が国立博物館の共有パスなのでしょう?

2016年6月、半分ダメもとで、同社の広報に問い合わせのメールを送ってみました。1週間たっても返信がなく、諦めかけたころ、「お問い合わせいただいたにも関わらず、株主総会の準備とそれに続く諸作業によりご回答が大変遅くなってしまい、申し訳ありません。」との文章付きで2016年7月6日、下記のような返信がありました。

この度は弊社株主優待につきましてご興味を持っていただき、ありがとうございまし た。
弊社では株主の皆様からの日頃のご支援に感謝するとともに、
社会貢献の一環として日本古来の文化に触れていただく機会を設けるため、
平成17年1月より国立博物館の共有パスポート引換券を株主優待としてお贈りいたしています。

メールの送り主は「株式会社コア 経営管理室」。直接関係があるというわけではなく、社会貢献の一環であるようですね!

国立博物館共通パスポートをもらうための条件

株主優待, 国立博物館, コア, 理由 (写真=Thinkstock/GettyImages)

ここからは確実に国立博物館共通パスポートを入手して、しっかり見学できるようになるための注意事項です。

  • 最低でも200株(2単元)が必要
  • 株の継続保有期間1年以上必要
  • 優待券を各国立博物館の受付で国立博物館共通パスポートに引き換えてもらうと、当日から観覧可能
  • 引き換え期限があるので、引換券の裏面をチェックしておく必要がある

国立博物館共通パスポートをもらえる枚数

  • 200株以上1000株未満……1枚
  • 1000株以上1万株未満……2枚
  • 1万株以上10万株未満……5枚
  • 10万株以上……10枚

国立博物館共通パスポートの使用制限など

  • 「東京国立博物館」「奈良国立博物館」「京都国立博物館」「九州国立博物館」の4か所で観覧可能
  • 平常展は有効期限中回数無制限で観覧可能
  • 特別展は各展覧会につき1回、合計6回まで無料。東京、九州の博物館は各特別展覧会を1回ずつ、あついはいずれかの博物館で2回まで無料

※最新情報は各自でご確認ください。

いかがですか? 芸術や美術、仏像などに少しでも興味がある方は、コアの株をじっくりと1年以上保有してみるのもおもしろそうですね! 優れた物や歴史的な物、美しい物や変わった物などをじっくり観覧して、非日常的な気分転換はいかがでしょう。

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