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どんな投信があるの?国内株式編

投資ビギナーにオススメしたい投資信託3本をご紹介

いざ投資信託を始めようと思っても、あまたある商品からどれを選べばいいか迷ってしまう方は多いと思います。ただでさえ、絶対もうかるという保証はない投資の世界。プロの投資家でも、常にプラスの運用実績を上げられるとは限らないのですから、経済知識や企業の動向把握に不慣れな投資ビギナーが尻込みしてしまうのも無理はありません。しかし、そのまま立ち止まっていても、資産を殖やすチャンスを逃してしまうだけかもしれません。

そこで今回は、投資ビギナー向きの国内株式の商品を実際に紹介しながら、投資信託を選ぶ目を養っていただきたいと思います。

後半では、専門用語の解説を加えながら、国内株式における投資信託の全体像を総括します。前半で分からない用語が登場しても、まずは「こういう商品があるんだ」といった気軽な気持ちで読み進めてみてください。

投資ビギナー向きの投資信託3選はコレ!

簡単に言うと、「投資信託」は少額からの分散投資ができ、資産運用をプロに任せられるという金融商品です。その中でも特に初心者向きといえる投資信託を3つご紹介しましょう。

ニッセイ日経225インデックスファンド <29311041> /運用会社:ニッセイアセットマネジメント

「投資ビギナーがインデックス型で積み立てをするならこれ!」と多くのファイナンシャルプランナーがオススメしてきた商品です。この投資信託は、株式市場における日経平均株価(日経225)の動きを示す指数(インデックス)に連動した成果を目指しています。日経225は、新聞やニュースの経済情報などで目にする機会も多く、初心者にも身近に感じやすいでしょう。

運用のコスト面でいえば、販売手数料0%、信託報酬0.27%、信託財産留保額はありません。この数字が示すように、特筆すべきはコスト面の低さです。また、景気敏感株の比率が高く値動きが大きいので、長期の積み立て向きといえます。

日経225インデックスe <64319161> /運用会社:三井住友トラスト・アセットマネジメント

2016年1月8日に運用が開始されたばかりの新しい商品です。この投資信託も、日経平均株価日経225の動きを示すインデックス指数に連動した成果を目指すもので、前段で紹介した「ニッセイ日経225インデックスファンド」と同じイメージと考えてください。

運用のコスト面では、販売手数料0%、信託報酬0.2052%、信託財産留保額はありません。この投資信託で注目したいのが信託報酬の低さです。これは、前段でご紹介した「ニッセイ日経225インデックスファンド」の0.27%をさらに下回るもので、日経平均連動型インデックス投信の中で最安の設定です。

このコスト面の優位性が評価され、日経平均連動型インデックス投信といえば「ニッセイ日経225インデックスファンド」という風潮をくつがえす勢いで人気が加速しています。ただし、購入窓口はSBI証券に限られるので注意してください。

ひふみプラス <9C311125> /運用先:レオス・キャピタルワークス

アクティブ型で多くのファイナンシャルプランナーがおススメする商品です。株式市場の上昇・下降の両局面に応じて株式と現金の配分比率を柔軟に変更して、資産を守りながら増やすという運用スタイルです。これまでの比較的良好な運用実績からも、局面の変化にうまく対応してきたことがうかがえます。

運用のコスト面では、販売手数料0%、信託報酬1.0584%、信託財産留保額はありません。アクティブ型の中ではかなり低く抑えられた信託報酬が魅力です。

ビギナーの投資信託選びのポイントは運用コスト

ここまで、インデックス型2本、アクティブ型1本をご紹介しました。

インデックス型は、株式市場平均に連動した収益を目指すもので、アクティブ型に比べると収益面は安定型、運用コストも安く抑えられます。一方、アクティブ型は株式市場平均を上回る収益の確保を目指すもので、運用のプロが積極的に株式や債券への投資比率を変更し、銘柄の売買を行います。そのため、インデックス型と比較したとき収益面では積極型といえ、運用コストは高めに設定されています。

投資信託を行うに当たっては、運用コストを考慮した商品選びが重要になります。ここでいう運用コストとは、いわば手数料です。運用コストが高い場合、運用実績がよければ収益を押し下げますし、運用実績が悪ければ損失の拡大につながります。

投資ビギナーに抑えておいていただきたい運用コストは次の3つ です。

  • 販売手数料 →投資信託の購入時に販売会社に支払う手数料。申込価額の数%である場合が多く、別途、消費税もかかります。販売手数料のない商品がオススメ
  • 信託報酬(運用管理費用) →投資信託の保有期間中に発生する運用・管理費で、投資信託の保有中はずっと支払い続ける必要がある。インデックス型であれば0.7%から高くても1%未満、アクティブ型でもできる限り低い商品がオススメ
  • 信託財産留保額 →投資信託の換金(解約)時に徴収される費用。販売会社に支払うのではなく、解約手数料として差し引かれる。信託財産留保額がない商品がおススメ

インデックス型とアクティブ型、併用もあり

今回ご紹介した3本の投資信託は、上記の運用コスト面からも投資ビギナーにとってオススメで、比較的分かりやすい商品設計になっています。インデックス型にするのかアクティブ型にするのかは、ご自身のリスク許容度次第です。場合によっては併用を選ぶ方もいるでしょう。

冒頭で、投資の世界に絶対にもうかる道はないことをお伝えしましたが、足踏みしているだけでは、資産が減ることはあっても殖えることはありません。すでに投資に興味があるならば、まずは1本、投資信託の購入を検討してみてください。経済情報に興味が湧き、自然と投資の知識も身に付きます。これを機に、資産を殖やすチャンスに挑戦してみてはいかがでしょうか?

投資信託,ビギナー,初心者,国内株式 (写真=PIXTA)

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