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株式投資と投資信託って何が違うの?

あなたは株派?それとも投信派?

アベノミクスやNISAの導入により、ここ数年で投資は随分と市民権を得たようです。投資未経験の方に、「投資といって思い浮かべるものは何ですか?」と尋ねると、株式投資・投資信託といった回答が多く寄せられます。

一方、「では、株式投資と投資信託の違いって何だと思いますか?」と尋ねると、「よくわからない」と回答される方が大半を占めます。

知らないことに対しては、どうしても不安が先だってしまうものです。そこで今回は、株式投資と投資信託の違いをご紹介しながら、投資の不安を少しでも取り除いて頂きたいと思います。

株式投資って何?

そもそも株式とは何でしょう。会社を経営するには多額の資金が必要なので、会社は資金調達を行います。この資金を出資してくれた人を株主といい、その証として発行されるのが株式です。株式は、東京証券取引所などの株式市場で取引されており、証券会社を通じて売買することが可能です。

株式の売買にあたっては、株価が割安なのか、割高なのかを判断するための投資指標を参考にします。詳細は省きますが、配当利回り・株価収益率・株価純資産倍率といった投資指標は、売り時や買い時を見極める際の手助けとなります。また、株価は、会社の業績の見通しや、金利の動き、株式市場の需給関係によっても変動します。

株式投資のメリット・デメリット

メリットとしては、株価上昇時の値上がり益、利益還元となる配当金、株主優待などがあります。応援したい特定の会社がある方、株主優待に魅力を感じている方に向いています。

一方、デメリットとしては、株価下落時の値下がり損や、経営破綻時のリスクなどがあります。投資指標の分析や、株価変動要因への注視など、やや専門的な知識を必要とします。

投資信託って何?

投資信託は、複数の投資家から集められた資金を、投資のプロが管理・運用し、それにより得られた収益を投資家に分配・還元するというものです。投資信託の運営にあたっては、投資信託委託会社・信託銀行・証券会社などが各々の役割分担をしています。

大まかにいうと、投資信託の運用面で責任を持つのが投資信託委託会社、投資信託の保管や管理を行うのが信託銀行、投資信託を実際に募集・販売するのが証券会社などです。

私達が投資信託を売買する際にやり取りをするのは証券会社ですが、実際に運用するのは投資信託委託会社なので、高い収益を得られるかどうかは投資信託委託会社の力量にかかっています。

投資信託のメリット・デメリット

投資信託のメリットとしては、少額での投資が可能、投資のプロによる運用、分散投資によるリスク軽減などがあります。専門知識に不安のある投資ビギナーや、経済情勢をチェックする時間のない多忙な方に向いています。

一方、デメリットとしては、運用を人に任せる分、手数料がかさむといったことが挙げられます。また、株式投資は投資先が一つの企業なので値上がり・値下がりの原因などがわかりやすいのに対し、投資信託は投資先が複数にわたっているので、自分がどこに投資しているのかがわかりにくいです。人によっては「自分がどこに投資しているのかわかりにくい」ということもデメリットとなるかもしれません。

投資信託のさらなる魅力

株式投資,投資信託,違い (写真=Thinkstock/Getty Images)

投資信託は投資ビギナー向けとお伝えしましたが、その特徴について、もう少し補足しておきましょう。一口に投資信託といっても、実は様々なタイプがあります。

主な投資先としては、国内株式・国内債券・外国株式・外国債券です。これらの資産は期待できるリターン(収益)と想定されるリスク(損失)が異なります。一般的には、国内債券→外国債券→国内株式→外国株式の順で、ハイリスク・ハイリターンの度合いが高まると考えられています。また、この他に、近年の国内不動産の高騰を踏まえ、J-REIT(不動産投資信託)を始める投資家も増えてきました。

このように、投資先には様々なタイプがあるので、安全性を求めたい方は国内債券の投資信託、収益性を狙いたい方は外国株式の投資信託、安全性と収益性のバランスを取りたい方は債券:株式=50:50の投資信託といったような選び方をすることもできます。

以上、株式投資と投資信託の違いを中心に、それぞれの特徴をご紹介しました。投資である以上、株式投資も投資信託も元本保証はありません。但し、それぞれの特徴を知ることはリスクの軽減に繋がります。活況を呈する投資へのアンテナを張って、あなたの大事な資産を増やす可能性を高めてみてはいかがでしょうか。

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