(写真=PIXTA)

【連載】「アラサー女のリアル株式投資リポート」

#01 株ってどれくらい損をするんですか?

株式投資をリアルにリポートする連載の第一弾。まずはFP相談へ

「Y子さん、株やってみませんか?」

筆者のもとにある日、K編集長からこんな電話がかかってきました。

気がつけば来年で30歳。仕事でもプライベートでも自分なりに目標を持ち、楽しく過ごしてはいるものの、最近じわじわと「お金」のことが気になり始めてきました。

(そういえば前の会社の先輩がたまに『株で儲けたよ』って嬉しそうにしていたなぁ…あの株か…。女性でやっている人っているのかな…うまくいかないと大損するかも……でもおもしろそう…)

さまざまな考えが頭を駆け巡りましたが、ちょうど資産運用について考えていたタイミング。答えはもちろん、「や、やってみます!」。

こうして何も知らずに株式投資を始めることになったアラサーの筆者。こちらの連載では、株を通じて苦労したこと、感じたことをリアルタイムで紹介していきます。

FPの方に相談に行きましょう!

とはいえ、やっぱり不安なものは不安です。そんな私の心を察したのか、K編集長から「Y子さん! 株をはじめるにあたって、FPの方に相談に行きましょう!」と提案されました。

内心、「えふぴーって何?」と思ったのは秘密です。調べてみると、FPはフィナンシャル・プランナーの略であるそうです。よくわかりませんが、「少しでもこの不安が解消できるなら…」と、指定された場所に向かいました。現地でK編集長と合流し、FPの方が待って下さっているという麻布十番のビルへ。

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(一応株の仕組みについては自分なりに勉強したけど、そんなレベルでは株は始められません! とか怒られたりするのかな…そもそもFPの方と話したこともないんだけど…もしかして…高額な金融商品をすすめられたりして…ああ心配になってきた…か、帰りたい…!)

エレベーターに乗っている間、そんなことで頭がいっぱいに。おそるおそる事務所のドアをノックすると、ドアを開けてくれたのは爽やかなスーツ姿の男性、FPの高橋忠寛さんでした。

優しそうなFP、明るいオフィス

imageTitle 独立系ファイナンシャル・プランナーの高橋さん(写真=DAILY ANDS編集部)

何だか優しそうだし、オフィスも明るい雰囲気だし、思っていたイメージと違う…。いやいや、でもまだわかるまい…。

不安を抱えながらも薦められた席に腰を降ろし、株を始めるにあたって気になったことについて、おそるおそる相談させていただくことになりました。

――今回、生まれて初めて株式投資を始めることになったのですが、「株はリスクが高く、投資信託の方がリスクは低い」という言葉を何回か目にして、不安です…。株は他の金融商品に比べて、やはりリスクが高いのでしょうか?

高橋さん:まず、株式投資というのは、一社の企業に投資をする「集中投資」にあたります。一方で投資信託の場合は、ひとつの投資信託に投資することで、間接的に何十、何百の企業に投資をすることができる「分散投資」という形なんですね。

投資信託にもいろんなタイプがありますが、そういった意味では、株式投資は投資信託に比べればリスクが高いとは言えます。

株ってどれくらい損をするんですか?

――株式投資を始めるうえで、初心者が気をつけておいた方がいいことありますか?「株はなくなってもいいお金を使ってやること!」と本で読んだので、大損してしまう可能性があるのかも、と心配なのですが…。

高橋さん:まず、自己資金をどこまで株式に投資できるのか、していいのかという部分については、リスク管理という意味でも押さえておいた方がいいと思いますね。

投資で損をする可能性についてですが、投資対象にもよると思います。例えばFXや新興国への投資などを行う場合は、最悪、元手のお金が全部なくなってしまう可能性もゼロとはいえません。そういった場合には、覚悟しておいた方がいいかもしれません。

imageTitle (写真=PIXTA)

ただ株式投資の場合ですと、例えば日本の安定した企業や上場企業の株を購入しても、基本的にゼロになってしまうことは考えにくいです。

もちろん、過去の歴史を見てみれば「企業の経営が破たんして、購入していた株券が紙屑になった」といったこともありましたが、そうそう起きることではないと思います。

リーマンショックのような世界的な経済危機などが起きれば、個別株が半分くらいの額になることもあるかもしれませんが、そうなってしまう前に、自分で状況をこまめに見ておいて、想定外の事態が発生したら早めに売却するなど、自分でリスク管理やコントロールをしておくことで、全額を失うことは避けられると思いますね。

勉強ってしなくちゃいけないの?

―なるほど、全額を失ってしまう可能性はかなり低いんですね(良かった!)。そのほかに、気をつけていた方がいいことはあるでしょうか?

高橋さん:やはり、それなりに勉強はしないといけないと思います。プロのトレーダーも含め、株式投資をしている誰もが「いい会社はないか」「安く買える株はないか」と日々研究しています。

楽して儲かるという「偶然のラッキー」が起きることもありますが、そう毎回あることではないので、ある程度自分で情報収集していくという姿勢がないと、簡単にはうまく行かないのではと思います。

——確かに、楽をして儲かるんだったらみんなやるはずですもんね!

心構えが整ってきました!

実は筆者は取材前、図書館で株の本でリサーチをしたのですが、そのとき「株は投資の中でもリスクが高い!」「株式投資は、最悪なくなってもいいお金でやること!」などの記述がちらほら見受けられました。

「得体の知れないもの」「とりあえず怖そう」「損をする」。株にはそんなイメージがあったはずなのですが、高橋さんのお話を聞いていると何だか、株式投資を始めるための心構えが少しずつ整ってきました…。まだまだ聞きたいことがあるので、教えて下さい!(続く)

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個性的な連載で「投資」を身近に