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投資の始めどきっていつ?

今こそ資産運用したい!アラサーからの投資ライフは正解か?

日本銀行の「マイナス金利政策」導入で、一般銀行の普通預金金利は0.001%となりました。何となくためた100万円をそのまま普通預金に預けていても、利息はわずか10円。そこから税金が差し引かれると8円しかつきません。今の時代、ただ預貯金していてもお金を増やすのは大変。資産運用が必要不可欠な時代になったといえます。

ところが「投資」や「不動産投資」と聞くと、「ギャンブルみたいなもの」「お金持ちがやるもの」などととらえる女性が多いようです。そこで今回は、投資の必要性とその始め時について考えていきましょう。

なぜ投資が必要なのか

ファイナンシャル・プランナーとして皆さんからの相談を受けるなかで、「少しずつお金はたまっていくけれど、全然増えない。でも、どのようにしたらいいか分からない」という声が多くなってきました。このような相談者の多くは、いわゆる「貯まる体質」の女性たちです。毎月の収入から、あらかじめ決めておいた金額を定期預金や財形貯蓄のかたちで「先取り貯金」をしています。

そのような女性に共通することは、「元本割れを恐れている」ということ。増えていく通帳残高を見て安堵するのですが、そこに記載された利子を見て、どうしたものかと考えてしまうようです。また、バブルを生き抜いてきた親世代からは、「投資はするもんじゃない。お金はコツコツ貯めなさい」と教えられていることも多いようです。

しかし、バブルのころと今は経済環境が全く異なります。定期預金の金利が8%を上回る時期もあったバブル時代は、100万円の元本が9年で200万円にまでなる計算が成り立ちました。それが今では金利0.001%。「72の法則(72÷利率=元本が倍になる年数)」で計算すると、7万2000年かかってやっと元本が倍になるのです。何千世代も先のこと、つまり、まず無理だということですね。

アベノミクスの影響などで物価は上がっていますが、資産は一向に増えないという人が多いのが現状です。例えば、1年で物価が1%上昇したとします。単純に考えると、100万円の車が年明けには101万円になっていることになります。しかし、普通預金に預けっぱなしの100万円につく利息はわずか7円。通帳の残高が減っていなくても、実質的に自分のお金の価値は下がっているといえるでしょう。

このような時代だからこそ、物価の上昇に負けない資産運用が必要になってくるのです。

「投資」と「賭け事」は別のもの

「投資」と聞くと、「損をするんじゃないか」「普通の人が手を出してはいけないもの」といったイメージが強いかもしれません。しかし、投資はイチかバチかのギャンブルではありません。賭け事には勝ち負けがありますが、投資の場合、「資産」や「投資タイミング」を分散し、時間を味方につけることでリスクを抑えることができます。

ある会社の株を買うと、その会社の経営状況によって株価は上がったり下がったりします。そのリスクを軽減させるには、いくつもの会社の株を買うことですが、予算には限界があります。そこで活用するのが「投資信託」です。多くの顧客から集めた資金で数十社~数百社の会社に投資し、その利益や損失を共有するのが投資信託です。「投資」を「信じて」「託す」のです。

その投資信託も、一度に多額の購入をすると株価が高いときに買ってしまう「高値づかみ」する可能性があります。ですから、一定額を長期間にわたり購入してリスクを分散します。割高なときには少し、割安なときにはたくさん買える「ドル・コスト平均法」という手法を使えば、高値づかみも回避できます。あくまでも投資はコツコツと、資産も時間も分散して始めることが大切なのです。

投資初心者にオススメ、IFAのサポート制度

投資に関わる知識を身に付けることなく、金融機関に言われるがまま金融商品を購入する。そんな状態では、それが自分の求めているものなのか、リスク許容度は自分に合っているのか分からないこともあります。

そこで現在注目されているのが、「独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)」の存在です。内閣総理大臣の登録を受け、金融機関と業務提携を結び、公平な視点で金融商品選びのアドバイスをしてくれるのです。中立の立場でポートフォリオを組み、投資信託の資産残高だけでは把握できない高パフォーマンスの銘柄を推奨するなど、アドバイスは多岐にわたります。 ネット証券などでIFAコースを指定すると、少し手数料は割高になりますが、プロによる銘柄選びのサポートを無料で受けることができます。投資初心者には、そのような制度を活用することもオススメです。

 投資を始めるのに最適とされる年齢はありません。資産を運用したい、投資するべきだと思った時が始め時です。何かしないといけないと思ったまま数年たってしまうと、買い時を逃しているかもしれません。時間を味方につけ、長期的な目標に向けた「投資」、自分自身のライフプランを踏まえ、自分に合った「投資」を始めてみませんか。

投資,アラサー,女性,金利, (写真=Thinkstock/Getty Images)

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