(写真=Thinkstock/Getty Images)

ルブタン、マノロ..ブランド靴のメンテ法

女をアップするハイブランドシューズ。そのお手入れ法とは?

自分へのご褒美に、特別な日のプレゼント......遂に手に入れた憧れのシューズ。特別な靴なら尚更、少しでも長く、大切に履きたいですよね。今回はシューリペアの専門家に、良い靴を少しでも長く履くためのコツを伺いました。

お話を伺った方

シューリペア専門店 THE GARAGE 代表 柴谷 雅一 氏

靴修理のプロショップ「ユニオンワークス」勤務後、新宿の高級百貨店シューケアコーナー店長に就任。ハイブランドのシューズの修理を数多く手がける。2009年に独立、シューリペア店「THE GARAGE」(東京都目黒区)を設立。

ルブタン2 (写真=大門羊子撮影)

最も多いハイヒールの修理依頼+予防法

柴谷さんに、もっとも多いハイヒールの修理依頼と予防法を聞きました。

第3位:ヒール折れ、はずれ

もしこうなってしまったら、すぐに専門店で修理しましょう。原因のひとつには、歩き方、立ち方も関係しています。無理な負荷をかけたり、歪んだ歩き方をしていたりすると靴自体が変形してしまうことも。

この日、筆者が修理をお願いしたミュウミュウのパンプスも、よく見ると右足がねじれていました…!無理な立ち方をしている証拠ですね。美しい靴は、美しい佇まいからと学びました。

第2位:靴裏の滑り止め

海外ブランドの靴は、薄いレザーソールでエレガントに仕立てられたものが多いです。つるつるとしたレザーソールは、滑りやすく、危ない思いをしたことがある方も多いのでは。裏貼りをする時は、接着をよくするため少し靴底を削ります。どうせ削るので少し履いてからでもいいだろうという方もいらっしゃるようですが、靴を長持ちさせるなら、購入した際に裏貼りするのがおすすめです。

第1位:リフト交換

コンクリートの道や駅の構内でカツカツカツ…と歩くたびに響く金属音。こうなってしまっては、せっかくの良い靴も台無しです。リフト(かかと部分)は、ヒール面積の少ないピンヒールタイプは特にすぐ擦り減ってしまいます。これは日々のお手入れの際によくチェックして、こまめに交換することが第一。芯の金属部分が露出する前に、早めのケアを心がけましょう。

ルブタン3 店内兼修理工房(写真=大門羊子撮影)

ハイブランドの靴はなぜ高いの?

そもそも、ハイブランドのシューズはなぜ高価なのでしょうか?

まずは素材です。エルメスなど、レザーアイテムの一流ブランドは、世界中の革のなかでも最も品質の高いものを使用しています。 レザーの卸しのマーケットは、まず優先的に一流ブランドに素材を供給し、その残りが市場に出回るという仕組みになっているため。また、クリスチャン・ルブタンのように、芸術品とも称されるほどの素晴らしいデザインを提供しているブランドは、そのデザイン自体に価値があります。

最高級の素材とデザインを長く身につけるため、毎日のお手入れをしていきましょう。

憧れのシューズ!履く前のお手入れを忘れずに

やっと手に入れた憧れのシューズ。さっそく履いて出かけたいところですが、履く前のお手入れで、その後の持ちが全く変わってきます。

  • まずは裏貼りを

もともとパンプスは、ヨーロッパで室内用の靴として生まれ、長時間歩くためのものではありませんでした。ハイブランドのシューズは薄いレザーソールのものも多く、そのままでコンクリートの上を歩くと、すぐに擦り減ってしまいます。履く前に、まずは専門店で裏貼り(靴底にラバーの薄いソールを貼る)しましょう。滑り止めにもなり、歩きやすくなります。

  • クリームで保湿

シューズは、工場で生産され、輸入し、店頭での販売と、長い時間をかけて手元に届きます。その間にレザーは乾燥状態に。ブーツやパンプスなど、革の面積が大きいものは、購入したらすぐに乳化性のクリームを塗りましょう。無色のタイプをひとつ持っていると便利です。最初にケアをすることで、その後のシューズの変化やに傷みにも気づきやすくなります。

  • 毎日のお手入れ

基本的には、履いた日にブラシでササッと汚れやホコリを落とすだけで大丈夫。保湿のためのクリームは、月1回程度で十分です。これからの季節、サンダルやオープントゥのパンプスを裸足で履く機会が増えますが、意外と盲点なのが靴の内側。歩くうちに、足の角質がたまってしまっていないでしょうか?専用のローションか、中性洗剤を薄めたものを布に取り、人差し指に巻いてこすりましょう。みるみる 汚れがとれて、快感!

ルブタン4 靴を縫製するミシン(写真=大門羊子撮影)

また、1日履いたら2日は休ませ、靴の中をしっかり乾燥させるのも大切なポイント。1日履いた靴というのは、思ったよりも汗を吸っているもの。ローファーなど、ヒールの低いものはシューキーパーで形をキープするのがベストです。

定期的にケアをしていくことで、乾燥や汚れなど靴の変化にも敏感になり、結果、愛着を持って長く身につけられるとのこと。美しいシューズを大切にケアしながら履いていく、これぞ淑女のたしなみですね。

もし傷んでしまったら…メンテナンス専門店へ

お手入れをしていても、どうしても靴が傷んでしまうこともあります。そこで最後に、今回取材に協力してくれたTHE GARAGEのほかに、柴谷氏おススメのメンテナンス専門店をご紹介します。

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