(写真=PIXTA)

保険を相談できる窓口のメリット・デメリットは?気軽に相談していいの?

保険のコト、あなたは誰に相談する?

保険に加入するかどうか迷ったら、まず保険を相談できる窓口(複数の保険商品を扱う保険ショップ)に行ってみようと考える人も多いはず。しかし、一方で「何の知識もないのに相談してもいいのかな」「結局保険を勧誘されたらどうしよう」と行くことをためらっている人も少なくないかもしれません。そこで「保険を相談できる窓口(保険ショップ)」を活用するメリット・デメリットを調べてみました。

保険を相談できる窓口(保険ショップ)とは?

そもそも、ショッピングモールや繁華街の一角などで見かける「保険を相談できる窓口(保険ショップ)」とはどのようなものなのでしょうか?

①複数の保険会社の商品を取り扱っている

保険に加入する場合、「〇〇保険株式会社」など1社の保険会社の担当者に、その保険会社の商品の中からその人にあった商品をその保険会社の社員さんから提案してもらうのが通常です。他の保険会社の商品と比較をしたい場合は、別の保険会社の担当者さんに聞いて提案してもらったり、ウェブサイトなどで調べたりして、自分で比較して決めていく必要があります。

ただ、パンフレットに記載されている内容だけでは、細かな保険金支払い要件や支払い日数などの違いがわかりにくく、本当に自分に適した保険選びをすることは難しいのが現実。 でも、「保険を相談できる窓口(保険ショップ)」なら、複数の保険会社と代理店契約をしているため、多くの保険会社・保険商品の中から、保険選びをしてもらうことができます。1箇所でさまざまな保険商品を比較しながら選ぶことができるので、時間と手間が削減できます。

②相談料が無料

「保険を相談できる窓口(保険ショップ)」は、お客様に保険を販売して得た販売手数料を収益源としています。そのため、相談料は無料としているところがほとんどです。

また、保険料は家電製品などと違い、どこの保険の窓口で契約をしても保険料は同じ。つまり、ネットで同じ保険会社の同じ保険を契約しても保険料は同じなのです。さらに、強引な勧誘は禁止されていますので、後日電話がかかってきたり自宅まで訪問されたりすることもありません。

③相談を受けてくれる人はどんな人か?

保険会社などで営業経験のある人や、ファイナンシャル・プランナーの資格をもった人が窓口担当者として相談を受けています。

「保険を相談できる窓口(保険ショップ)」のメリット

「保険を相談できる窓口(保険ショップ)」には主に4つのメリットがあります。

①取り扱い商品が多い

人それぞれ悩みや不安が異なっているように、必要な保障も人それぞれ。売れている商品、ランキングで上位の商品が自分に合うとは限りません。

「保険を相談できる窓口(保険ショップ)」であれば、たくさんの保険商品を扱っているので、自分の目的に応じたものが見つかる確率が高いです。また、同じ保障でも保険料の差がある場合も、その場で価格比較ができます。

たとえば、たばこを吸う人と吸わない人では、保険料の差が大きくなることが多いので特に比較が大切。保険会社によっては、ゴールド免許で生命保険料が安くなることもあります。多くの商品の中から比較できれば自分に一番あった保険を選びましょう。

②店舗数が多く、自宅の近くに窓口がある可能性が高い

「保険を相談できる窓口(保険ショップ)」は全国各地に多数の店舗を構えているので、自宅の近くに店舗がある可能性が高いです。また、土日・祝日も営業しているお店が多いので自分の休日に合わせて相談に行くこともできます。

郊外では駐車場のあるショッピングモールに店舗があり、買い物帰りに立ち寄ることができますし、オフィス街にある店舗では仕事帰りに足を運ぶことができます。

③相談料が無料

自分でネットなどで保険を選ぼうとしても時間がかかり、調べれば調べるほど結局何が良いのかわからなくなるという人も多いようです。

「保険を相談できる窓口(保険ショップ)」では、保険のプロが無料で多数の保険商品の中から保険選びのお手伝いをしてくれます。疑問に思うことは直接質問して解決しながら保険を選ぶこともできます。また、ファイナンシャル・プランナーの資格をもっている担当者も多く、プロのアドバイスを無料で受けられることもメリットの一つです。

保険を相談できる窓口 (写真=PIXTA)

保険の窓口のデメリット

利便性が高いというメリットがある一方で、デメリットがあることも知っておきましょう。

①担当者さんのスキルにばらつきがある

保険は、商品によっては、パンフレットに載っていないような特徴があったり、健康状態によっての引き受け条件には保険会社によってばらつきがあったりしますが、本当にその人にあった保険商品かどうかを見極めるには経験が必要な場合も少なくありません。

しかし、「保険を相談できる窓口(保険ショップ)」には、経験豊かな担当者さんもいれば、配属されてすぐの新人担当者さんもいます。そのため、知識や経験の差によって保険選びに差が出てくることもあります。ただ、自分に合わないと思ったら担当者さんを変更してもらうこともできるので、疑問や不安を抱えたままお話を聞く必要はありません。もちろん、担当者変更をしても相談料は無料です。

②複数の保険会社の商品を契約する可能性がある

より自分にあった商品を選んでいこうと思うとさまざまなリスクに合わせた選択になるので、複数の保険会社で契約することになることがあります。

一つの保険会社で死亡・医療・がんなどの保障をまとめて契約する場合、告知書などの書類を兼用させることができますが、複数の保険会社で契約する場合は、保険会社ごとの申込書、告知書、銀行口座登録用紙などの記入が必要になり、加入時の手続きが大変になることがあります。

③その店舗に「有利」な商品提案になる可能性がある

店舗によっては、「その月にどこの保険会社の契約をいくら以上」という目標を掲げて営業している場合があります。代理店契約をする際に、保険会社からノルマを課せられることもあるようです。

「お客様に一番合うものを提案する」ということが大前提ですが、収入源が保険の手数料ということから多少の保険料の差であれば自分の営業に有利な商品を優先して提案するという可能性もあります。提案されるがままに契約するのではなく、しっかりと比較検討することが必要です。

保険を相談できる窓口(保険ショップ)がおすすめなのがこんな人

ここまでご紹介したとおり、「保険を相談できる窓口(保険ショップ)」はメリットもある一方でデメリットもあります。そのため、保険を検討している人全員におすすめとは限りません。保険に加入しようか迷っている人のうち、一度保険を相談できる窓口(保険ショップ)に足を運んでみたらいいかも、と思う人は次のような方です。

①はじめて保険に加入する人

何も保険に入っていないから「どんな保険があるのか」「自分にはまずどんな保障が必要なのか」がわからないことが多いですよね。

はじめて保険に加入する場合、保険の勉強を兼ねてお話を聞いてみるのもいいでしょう。保険商品にどのようなものがあるか、保険会社によってどのような違いがあるのか知ってから自分に必要なものを選んでいくとよいでしょう。

②複数社の商品を比較したい人

保険の窓口はたくさんの保険会社を扱っているので、同じ保障で複数の保険会社を比較してもらうことが可能です。自分で調べて同じ内容で他の保険会社を調べ直してということを繰り返すととても時間がかかるだけでなく、内容も似たり寄ったりで違いがわからなくなってくるものです。価格だけではない、細かい保障内容の違いなどを保険のプロに説明してもらいながらじっくり選ぶことができるのが保険の窓口のメリットです。

こんな人にはおすすめしません

「保険を相談できる窓口(保険ショップ)」は何度相談しても相談料は無料。だからといって誰にでもメリットがあるとは限りません。

①保険・社会保障などの知識があまりない人

公的医療保障には、1カ月に8万円強かかった医療費は払い戻される高額療養費制度があり、ある程度は社会保障でまかなえる部分があります。入院した際の食事代が1日いくらかかるのか、差額ベッド代はいくらかかるのかといったことを知らずに話をきいていると、不安をあおられて必要ではない保険を選んでしまうことがあります。言われるがままにならないよう、最低限の知識をもって話を聞くことが大切です。

②情にもろい、人情タイプの人

「これだけ話を聞いてくれたし、話してくれたのだから」と情にもろくなってつい契約してしまったという話もよく聞きます。冷静に本当に自分に必要な保険なのかを考えて契約しましょう。月々の保険料が数千円でも、保険は期間が長いものです。総額いくら払うかしっかり計算して、それだけ払っても必要な保険なのか冷静に判断しましょう。

保険を相談できる窓口(保険ショップ)の大手4社

保険ショップには来店型でお店を構えている形態もあれば、訪問型でお店がなく提携しているファイナンシャル・プランナーが直接訪問する形態もありますが、ここでは来店型保険ショップの大手4社の特徴をご紹介しましょう。

ほけんの窓口

  • 運営会社 ほけんの窓口グループ株式会社
  • 店舗数 594(2016年12月2日現在)
  • 取り扱い保険会社数 約35社
  • 設立 1995年4月
  • 従業員数 2860人(2016年6月末現在)
  • 特徴 来店型保険ショップの中で店舗数No.1で、速水もこみちさんのCMで「ほけんの窓口」という言葉は一般的な保険ショップの代名詞ともなっています。保険選びだけではないアフターケアとして「3+①(さんプラスいち)」運動を実施。「3」は保険相談のおおよその回数を、「+①」は保険証券が届いたタイミングで再度契約内容を確認することをあらわしています。一部の店舗では訪問を行い、企業向けの保険相談も行っています。

参考:
ほけんの窓口
ほけんの窓口グループ

保険見直し本舗

  • 運営会社 株式会社保険見直し本舗
  • 店舗数 229(2016年12月14日現在)
  • 取り扱い保険会社数 40社以上
  • 設立 2001年12月
  • 従業員数 1165人(2016年3月期)
  • 特徴 保険の情報総合サイト保険スクエアbang!を運営する株式会社ウェブクルーの子会社として設立され、生命保険代理店業務を行っています。店舗の全てが直営店で契約情報が一元管理されているため、引越しした場合も引越し先の近くの店舗に契約に至った経緯や契約内容が新しい担当者に引き継がれ、継続して相談することができるのが特徴です。取り扱い保険会社数が多く、より比較検討をすることができます。

参考:保険見直し本舗

保険クリニック

  • 運営会社 株式会社アイリックコーポレーション
  • 店舗数 171(2016年12月14日現在)
  • 取り扱い保険会社数 約40社
  • 設立 1995年7月
  • 特徴 1999年に日本で初めての来店型保険コンサルティングショップを立ち上げ、保険内容をわかりやすくビジュアル化し保険分析・検索する「IQシステム」を独自開発。これを活用したサービスを提供できる環境を作りあげました。2004年7月から全国の地域に密着した保険代理店との提携によるフランチャイズ型保険ショップを展開しています。直営店ではないので、その店舗により取り扱い保険会社の数は異なります。全国各地で無料セミナーや無料保険相談会などを開催しており、訪問希望にも対応しています。

参考:保険クリニック

保険市場 

  • 運営会社 株式会社アドバンスクリエイト
  • 店舗数 326(直営店13、協力店313)(2016年12月14日現在)
  • 取り扱い保険会社数 82社
  • 設立 1995年10月
  • 従業員数 236人(2015年9月末現在)
  • 特徴 来店での相談はもちろん電話・メール・ウェブテレビを利用した保険相談が何度でも無料でできます。ネットだけで手続きが完結する保険も紹介してくれるため、さまざまなライフスタイルの人に対応できます。保険会社数が多く生命保険だけでなく自動車保険や火災保険・ペット保険など取り扱い商品の幅が広いのも特徴のひとつです。

参考:
保険市場
アドバンスクリエイト

他にも多くの「保険を相談できる窓口(保険ショップ)」があります。無料だからこそ比較して自分にあったお店を選んでみましょう。

どこで保険に加入するにしても、大切なことは「自分の目的をはっきりさせて行くこと」です。どんな保障がいつまでいくら必要なのか、予算はいくらなのかなどを決めておくと相談もスムーズです。

また、「保険を相談できる窓口(保険ショップ)」での相談だと保険のみの相談になりがちです。預貯金がかなりあるなら高額療養費でまかなえる医療保険は不要なケースもありますが、保険のみの相談では自分の資産を開示することは少なく、本来不要であるはずの保険に入ってしまうこともあるものです。なんとなく訪れるのではなく、ある程度の知識を持った上で相談することを心がけるようにしましょう。

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