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忙しい女性に「宿坊」を勧める3つの理由

日常の喧騒から離れ「宿坊」で。

自分らしさを取り戻したいとき旅で使う宿泊先に、「宿坊」が注目を集めています。歴史ある建築物や日本庭園がひっそり佇むなかで、座禅、写経、読経などの体験を通して、自分と向き合う時間。そこには、観光とは違った意味での非日常の時間が流れているのです。今回は心身ともにリセットできる、宿坊の魅力を紹介しましょう。

凛とした静寂の空間のなかに身を置く

宿坊とは、お寺や神社に併設された宿泊施設。もともとは修行中の僧侶が宿泊する施設でしたが、現在では一般の参拝者を受け入れている寺社がたくさんあります。宿坊の魅力はなんといっても、現実の喧噪が届かない静寂の空間であること。門をくぐれば、キリリとした空気が静かに迎えてくれるのです。

最近女性に人気なのは、森閑とした風情が漂う京都の宿坊です。古都・京都には由緒ある寺社が数多くあり、それぞれに際立った特徴があるのも魅力のひとつ。なかでも、世界遺産で知られる「仁和寺」は、快適な宿泊設備が整っているため初心者にもおすすめです。

よりスピリチュアルな場所を求めている人には、高野山はいかがでしょう。三大霊場のひとつである高野山には、52もの宿坊が点在します。独自のイベントを行っている寺院や温泉がある施設まで揃い、目的に合わせて選ぶことができます。

座禅、写経などの修行体験で心身ともに浄化

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宿坊のもうひとつの魅力は、普段はできない修行体験です。禅宗のお寺であれば座禅、真言宗のお寺では阿字観(あじかん)という瞑想を体験することができます。このほかにも、寺院によって、写経や滝修行などを行っているところもあります。自然に背筋が伸びて、すっと身が引き締まるようなひと時。心身ともにリセットされる時間でもあります。

これらの修行体験は、寺社によって自由参加のところもあれば、宿坊の必須になっていることもあるので事前に確認するようにしましょう。本格的な座禅指導をしてくれるお寺では、警策という棒で叩かれることもあり、緊張感漂う時間になることも。しかし、徳の高いお坊さんに喝を入れられるという経験は、むしろ貴重といえるかもしれません。

心を尽くした精進料理を楽しめる

多くの宿坊では、精進料理を用意してくれます。その言葉の通り、精進料理は仏道の修行に精進する修行僧のためのものです。精進料理には、喜んで料理する「喜心」、細かな心配りをする「老心」、バランスを考える「大心」の3つの心が必要といわれています。肉や魚を使わないため、質素な食事を思い浮かべる人も多いと思いますが、それぞれの寺社に受け継がれてきた心尽くしの精進料理には、ハッとするほどの美しさや艶やかさ、美味しさがあるのです。

宿坊というと、ハードルが高い印象があるかもしれませんが、都会の喧騒から距離を置き、心身ともにリセットするには身近な場所といえるのです。自分らしさが足りないと感じたら、新鮮な気持ちを取り戻せる宿坊を訪れてみてはいかがでしょうか。

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