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不動産投資を考える前に知っておきたいリスク

形ある「建物」に投資をする不動産ならではのデメリット。

「都内にワンルームマンションを購入して不動産投資を始めた」。学生時代の先輩が以前、こう言っていたことを思い出し、久しぶりに会って話を聞きました。すると開口一番「物件を売りに出した」と驚きの一言が!聞けば、購入したもののここしばらくは入居者がおらず、まだローン返済の途中だったのだが会社の経営不振で転職をすることになり、今後は年収も下がってしまうため、売りに出したのだと残念そうに話していました。

本やインターネット、テレビなどでは成功事例ばかりを目にしていましたが、先輩の話を聞いて、不動産投資を行う上でのリスクを前もって知っておかなくてはいけないな…と考え、調べてみることにしました。

最初に注意すべきはやはりあのリスク

まず注意すべきなのが、先輩も言っていた空室リスク。不動産投資の場合、基本的には購入した物件を転賃し、その家賃収入が収益につながるわけですから、ここは気をつけなくてはいけません。

長期間入居者が入らない場合、家賃収入がゼロになるだけならばまだよいのですが、毎月の維持費はかかるのでマイナスになってしまうのだそうです。そう考えると、ローン完済後であればまだしも、ローン返済中の場合は苦しい状況になる可能性が高いことがわかりました。

特に空室リスクが高い物件

特に空室リスクが高いと言われるのが、駅からの距離が遠い物件だそうです。単身者向けに貸し出すことを想定して物件を購入する場合、重要視すべきなのが「立地」で、通勤に便利な場所にある物件は安定して入居者が入りやすく、駅から徒歩10分以上の所は借り手がつきにくくなるそうです。

安く購入できそうだからといって、不便な場所にある物件を安易に購入するのは避けた方がよいということですね。

災害などで建物が倒壊した場合

不動産投資、リスク、住宅ローン (写真=Thinkstock/Getty Images)

建物に関するリスクも注意が必要なようです。購入した当時は新しくても、築年数が経過すると必ず老朽化が起こります。どんなに好条件の物件を購入したとしても、近隣エリアには競合となる物件もたくさんあります。きちんと修繕を行い定期的にメンテナンスしなければ、入居者は離れていってしまうでしょう。

地震や火災、水害などによって建物がダメージを受けてしまう可能性があります。特に地震や水害は自然災害ですので、ある程度は覚悟しておかなければいけない部分ですが…。

リスクを減らすため、耐久性に優れた物件を購入する、地震保険や火災保険などに加入する、水害が起こりやすそうな地域を避けて物件を探すなどが考えられますが、万が一、災害で建物が倒壊した場合、最悪の場合は住むことも売却することもできずにローンだけが残ってしまう、という可能性もゼロとは言い切れません。

株式投資などとは違い、形ある「建物」に対して投資をする不動産投資ならではのデメリットをきちんと意識しておく必要があるな、と改めて感じました。

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