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外貨預金もアリ!ネット定期預金のはじめ方

ネットで手続きできて、忙しいキャリア女性にもピッタリです。

「はじめて資産運用に挑戦してみたい!」。そう思っても、たくさんある金融商品のどれを選んだらいいのか迷ってしまう人も多いと思います。そこで、投資ビギナーさんにおすすめしたいのがネット銀行の定期預金です。インターネット上でいつでも手続きができるので、忙しいキャリア女性にもピッタリです。

ネット定期預金って何?

そもそもネット定期預金とは、店舗を持たないネット銀行が扱っている定期預金のこと。一定期間預けるとそれに応じた利息を受け取れる、安全商品の定番です。

店舗がないネット銀行にお金を預けることを不安に思うかもしれませんが、一般の銀行と同様に預金保険制度の対象となっています。つまり、万が一銀行が破綻した場合でも1000万円までの元本と利息が保護されているので安心です。ちなみに、入出金は提携のATMを利用することになります。

パソコンやスマホを開けばいつでもオープンしているネット銀行。町中の銀行へ出向いて番号札を取って……という作業を面倒(または時間的に不可能)と感じていた人にこそ、便利なネット銀行の定期預金をおすすめしたいと思います。

最大の魅力は金利のよさ!

ネット銀行の最大の魅力は、定期預金の金利の高さです。店舗型の銀行と比べ、店舗運営や人件費などの経費が抑えられるため、浮いたコスト分が金利に上乗せされているのです。

1年満期の定期預金金利を見てみると、大手メガバンクが0.01〜0.025%であるのに対し、ネット銀行では0.1%以上のものも少なくありません。もともとの金利が低すぎるという話しはさておき、ネット銀行は大手メガバンクの10倍ほどの金利を打ち出しているケースもあるのです。

注目はなんといっても「1年物」

ネット定期には、満期が1年、2年……10年などありますが、注目はなんと言っても1年物です。

以前は預け入れ期間が長ければ長いほど、高い金利が設定されていました。しかし最近では、預け入れ期間に関わらず金利を一律としている銀行が多く、長期間預けてもそれほど有利とはいえない状況です。となれば、何年間もお金を拘束され中途解約のリスクを背負う長期の定期より、1年物を満期まで保有して確実に利息を受け取った方が得作と言えるでしょう。

さらに定期預金1年物は、ほかの期間の物より高めの金利が設定されていたり、夏と冬のボーナスシーズンの期間限定で優遇金利キャンペーンが展開されていたり、ネット銀行の「広告の品」としてお得感が打ち出されていることがよくあります。こうした情報をいち早くキャッチすることが、ネット定期でより得をするコツなのかもしれません。

利息と為替、ダブルの益を狙える外貨預金

ネット定期預金、ネット銀行、投資、NISA (写真=Thinkstock/Getty Images)

「元本割れのリスクがあっても、もう少し積極的に運用したい」と思ったら、ネット銀行の外貨預金に挑戦してはいかがでしょう。日銀がマイナス金利を導入したこともあって、円は空前の低金利状態。一方外貨に目を向けると、豪(オーストラリア)ドルやNZ(ニュージーランド)ドルなど定期預金で1%越えの金利が設定されている通貨もあります。

そんな魅力的な外貨預金ですが、外貨預金は為替差益が発生することに注意しなければなりません。

たとえば1ドル100円のときに10万円を投資(外貨を購入)し、1ドルが120円になったときに解約(日本円に戻す)すれば12万円となり、2万円儲かったことになります。しかし、1ドル100円→80円となったら、手元に戻るのは8万円のみ。2万円損を出してしまったことになります。外貨預金を行う際には為替の動向にも目を向ける必要があり、上述した円建てのネット定期と比べるとリスクもリターンも高い商品であるといえます。

ネット銀行を選ぶポイント

実際にどのネット銀行に口座を開設するかは、金利を比較するほか、ATMの設置場所や手数料などを考慮するといいでしょう。生活圏内に手数料無料のATMがあればベストです。1回のATM手数料で定期預金1年分の利息が吹っ飛んでしまうなどということは避けたいですよね。

私は複数のネット銀行を利用していますが、定期預金の観点でおすすめしたいのはソニー銀行です。なぜなら、ソニー銀行の定期預金は1万円単位で部分解約ができるからです。

たとえば定期預金に100万円預けていたとします。普通預金の残高不足であと1万円だけ必要となった場合、通常なら1万円を引き出すために100万円の定期預金を解約しなくてはなりません。あと少し待てば満期で、満額の利息をもらえたとしても、です。

ところが、ソニー銀行の定期預金はその1万円だけを引き出すことができるのです。もちろん引き出した1万円の部分は定期預金より低い利率の計算になりますが、それでも99万円は定期預金に残ります。私はこのソニー銀行の定期預金を、普通預金の感覚で気軽に使っています。

1人1口座しか持てないNISA(ニーサ)は、銀行より証券会社の方がメリット大

ネット銀行に口座を開設する際、併せてNISA口座の開設を促されるかもしれません。NISAとは「少額投資非課税制度」のことで、細かいルールはたくさんありますが、ポイントは上場株式・株式投資信託の譲渡益と配当金に対する税金がかからないこと。1人1口座しか持てないので、将来株取引を行う可能性があるなら、ネット銀行よりも証券口座にNISA口座を開設するといいでしょう。

「投資」と聞くと株や為替を想像するかもしれません。しかし、初めての投資でいきなり株や為替に挑戦するのは、少々ハードルが高いでしょう。まずはネット取引に慣れるという意味でもネット銀行を利用するところから始めてみることをおススメします。

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