風俗に来る男性は「良客」「太客」「クソ客」「痛客」と、様々なタイプに分かれています。
その中でも「良客」は風俗嬢にとって貴重な存在です。では一体どんな男性が「良客」と呼ばれるのでしょうか。そして良客を捕まえる方法とは……?
今回は元ソープ嬢のライターが、風俗の良客の特徴をはじめ、良客を増やすコツまで解説していきます。
風俗の良客とは?
風俗嬢にとっての良客は、とても貴重な存在です。
良客について一言でまとめると「ルールやマナーを守って遊べる人」であり、嬢にとってもお店にとってもありがたい存在です。
私も痛客やクソ客と呼ばれる人に何度も当たったことがありますが、その中でも「自分はお客さまだ!」というスタンスでいる人には要注意!もちろん、高額なお金を支払って遊んでくれているので間違いではありませんが、中には風俗嬢やお店を困らせる迷惑な行動をする人がたくさんいるのです。
そんな人がリピーターになってしまったらと考えると、憂鬱ですよね。
風俗店に来る男性は十人十色。できるだけ「良客」のリピーターを増やしていきたいのが、風俗嬢にとってもお店にとっても一番の命題になります。
風俗の良客の特徴
風俗の良客の特徴をまとめると、以下のとおり。
- 清楚感がある人
- ルールが守れる人
- 女性に気を使えて優しい人
- チップをくれる人
- プレイが優しい人
この中で2つ以上に当てはまる人は良客です。そして全てに当てはまっている男性は「神客」です。
(どれか1つだけだと、エセ良客かも……)
各特徴について解説していきます。
清楚感がある人
風俗の良客の特徴1つ目が「清楚感がある人」です。
私がいつも「清楚感があるかどうか」チェックしていた項目は以下のとおり。
- 髪型が整っている(油っぽくない)
- 口臭や体臭に気を使えている(気にならない)
- 爪が伸びていない・汚くない
- 服がくさくない・汚くない
- 眉毛や鼻毛に気を使えている(整っている)
まず服装や持っているもの、髪型などがキレイな人は清楚感があって安心できます。
あとは口臭や体臭が気にならない人も、良客の判断基準。清潔感の基準をすべて満たしている男性は、良客の第一関門突破です!
ルールが守れる人
風俗の良客の特徴2つ目が「ルールが守れる人」です。
- 本番の強要をしない
- 連絡先をしつこく聞いてこない
- 時間厳守
こういったことを守れない客は「延長はしないけどもうちょっと…」「プレイ後のシャワーは時間に含まないでしょ」などと、謎めいた発言をして時間のコールが鳴ってもプレイを続けようとします。もちろん「本番しようよ」「連絡先教えてよ」と無駄なお願いをしてくる人も痛客です。
「お客さまだから、断ったらダメだ…」とOKしてしまう嬢もいますが、これは大きな間違い!
このような男性がリピーターになられてはお店側も困るので、きっぱり「無理です」と断ってOKです。
女性に気を使えて優しい人
風俗の良客の特徴3つ目が「女性に気を使えて優しい人」です。
風俗店では、とにかく紳士的な男性が好まれます。私が「良客」と認識していた人たちの中でも、以下のような気遣いが出来る男性は印象に残っています。
- 生理前だと気付き、胸を触らないよう気を使ってれる
- 「痛くない?」「大丈夫?」とその都度聞いてくれる
- 「疲れたよね、休憩しよっか」と言って休ませてくれる
- ラストに予約を入れてくれて「今日は忙しかったみたいだから、おしゃべりだけにしよっか」と気を使ってくれる
こちらで挙げているのは一例ですが、お金を払って利用してくれているにも関わらず気を使えるお客さまは、嬢にも店にもとっても貴重な存在!
女性が辛くならないよう気にしてくれると、とても嬉しい気持ちになります。
チップをくれる人
風俗の良客の特徴4つ目が「チップをくれる人」です。
お客さまの中にはお店に払う料金とは別で、女の子個人に「チップ」を渡してくれる人がいます。チップをくれる男性はそう多くないので、とても貴重な存在です。
しかし、中には「本番行為と引き換えに…」と渡してくる人もいるので要注意!見返りなくチップをくれる男性が良客です。
プレイが優しい人
風俗の良客の特徴4つ目が「プレイが優しい人」です。
風俗に来るお客さまは基本的に自分が満足するために来店するため、プレイが多少荒くなってしまう人も…。そんな人とプレイをしていると、体がこわばって終わった頃にドッと疲れが出ます。
一方、触り方がソフトな人や「痛くない?」などとこちらの様子を気にしてくれる人とのプレイは、安心して体を任せることができるのでとても助かります。
そしてプレイが優しい人は「女性に気を使えて優しい人」に当てはまる人も多いです。
風俗で良客を増やすコツ
というわけで、私が風俗で働いていたときは、とにかく良客のリピーターを増やせるよう工夫していました。
そんな中で効果があると思ったコツは、以下の3つです。
- どんな人でも平等に丁寧を心掛けて接する
- 風俗店は慎重になる
- プロフィール欄を活用する
どんな人でも平等で丁寧を心掛けて接する
良客のリピーターを増やすには、たとえ「クソ客」であっても平等で丁寧な接客をすることが大切です。
全ての人がはじめから、お金を落としてくれるわけではありません。初回から徐々にリピーターになってくれて、来る回数や時間が増えてくることは珍しくないこと。はじめは痛客だったけど徐々に信頼関係を築いて、良客になってくれることもあります。
まずはプロとして、どんな人にでも丁寧に接客していくことが、良客を引き寄せることに繋がるのです。
働く風俗店は慎重に選ぶ
働く風俗店選びには、ことさら慎重になりましょう。良客の多さは、風俗店のレベルに左右されます。
とくにソープの高級店では料金が高く、お金に余裕がある男性が来店されるので良客が多いです。逆に大衆店だと利用しやすい金額なので、痛客も増える傾向にあります。
- 店舗が汚い
- スタッフの質が悪い(接客態度が悪い・女の子を適当に扱うなど)
- ぼったくりのお店
「お店の質はお客さまの質だ」と、働いていたときによく耳にしていました。ちなみに私が働いていたソープは中級店でしたが、良客の割合は多かったです。
なおデリヘルでは「◯円あげるから本番しようよ」と本番強要してくる人が多かったので、本当にお店選びは大切だと思いました。
良いお店に出会う方法は一つ!複数のお店へ面接に行くことです。一つのお店に絞って面接へ行くのではなく、最低でも3店舗は比較することをおすすめします。
プロフィール欄を活用する
風俗店では、お客さまが女の子についての情報をHPやお店のパネルで見れるようになっています。そのプロフィール欄を最大限に活用しましょう!
- 優しい男の人が好きです
- 優しくリードしてくれる男性が好きです
- とっても敏感だから優しく攻めてね
- 優しいプレイだと、すぐにイッちゃう
とにかく「優しい人が好き」アピールをするのがおすすめ!
プロフィールの内容は多くの場合、体験入店の日に話し合って決められます。このときに、コメント部分に書いてほしい内容を伝えておけば載せてもらうことができるのです。
もちろん申告すれば途中でも変更してくれますので、遠慮なく伝えるようにしましょう。
私も実際に「優しい男の人が好きです」とプロフィールに載せてもらっていました。クソ客や痛客を100%避けることはできませんが、良客にあたることが多くなったように思います。
風俗の良客を捕まえよう
たくさんの良客からリピートされるなら、それは女性としてもサービス業としても魅力あふれる人材だということです。
風俗は一般職と比べてたくさん稼げますが、慣れるまでは体力的にも精神的にもつらくなる時期があります。しかし働いていると、この仕事に誇りを持てるようになってきて、自分を成長させることもできるのです。
私は引退した今でも「恥ずかしい過去」と思っていません。むしろ「いろいろな経験をさせてくれた場所」と誇らしく思います。
風俗で働きたいと思っている方は、まず複数のお店の面接へ行って「自分にあうお店」お店を選び、良いお客さまをたくさんゲットしてくださいね。