ガーズルバーとは?仕事内容やキャバクラとの違いを解説!

今回はナイトワーク初心者の女性に向けて、ガールズバーの仕事内容について解説していきます。

水商売のアルバイトを考えたときに、違いが分かりにくいのがガールズバーとキャバクラの違いです。どちらも「若い女の子が接客するお店」という共通点はありますが、意外と異なる点も多いのです。

ガールズバーについてキャバクラとの違いを踏まえながらまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ガールズバーとは

ガーズルバーは、男性からすると「若い女の子に接客してもらえるバー」です。若い女性店員がカウンターごしに接客してくれるバースタイルの飲食店になっていて、略して「ガルバ」と呼ぶ人もいます。

働く女の子たちは「キャスト」と呼ばれており、男性はおもにキャストとの会話を楽しみたくてガールズバーを訪れます。

またお店によってはダーツやカラオケが設置してあったり、トランプやジェンガなどちょっとしたミニゲームが置いてある場合もあります。

女の子が制服・パジャマ・バニーガール・水着などのコスプレ衣装を身につけているガールズバーも多く、お店ごとにさまざまなコンセプトをウリにして営業しています。

ガールズバーとキャバクラの違い

ガールズバーの特徴をキャバクラと比較しながら解説していきます。まず大まかな違いをまとめた表をご用意しました。

違いガールズバーキャバクラ
敷居の高さカジュアル少し高級
接客スタイルカウンター越し隣に座る
営業時間制限なし制限あり
平均時給2,000円〜3,500円〜
キャストの年齢層若いさまざま

これらの違いについて、具体的に解説していきます。

敷居の高さの違い

ガールズバーは、キャバクラと比べて全体的にカジュアルなお店です。男性の利用料金も比較的リーズナブルですので、夜遊び初心者の男性でも比較的入りやすいお店です。

また働いている女性の年齢層は若く、お客様の年齢層も20〜30代の若い男性が中心。キャバクラやクラブには入りづらいけれど、男だけで飲むのはちょっと味気ない……というときに、ガールズバーはちょうど良いお店なのです。

接客スタイルの違い

キャバクラの場合、お客様の隣に座っての接客になりますが、ガールズバーはカウンター越しに接客します。

この接客スタイルの違いは、実は法律によるものです。法律上でガールズバーは普通のバーと同じ「深夜酒類提供飲食店」という分類なので、風営法が適応されているキャバクラと違って、お客様への「接待行為」ができません。

ちなみに接待行為とは「お客様の隣に座って煙草に火をつける」「マンツーマンで対応しながらお酒を作る」など、キャバクラで行っていることほぼ全てが当てはまります。

1人のお客様にマンツーマンで長時間接するのも「接待」扱いとなり、法律で禁止されています。

営業時間の違い

ガールズバーは飲食店扱いなので、営業時間に制限がありません。そのため日付の変わった深夜、明け方でも堂々と営業できます。

しかし風営法の適応されているキャバクラは、隣に座って長時間マンツーマンで接待する行為が認められている代わりに、深夜0時(地域によっては深夜1時)〜朝6時までの営業は法律で禁止されています。

そのため、キャバクラが閉店したあとのアフターでガールズバーを利用するキャバ嬢とお客様もいます。

何時でも営業して良いという利点を生かし、最近ではお昼にランチ営業をしているガールズバーもあるようです。

平均時給の違い

ガールズバーの時給の平均は約2,000円前後で、昼キャバクラと同じくらいです。一方で夜に営業しているキャバクラの給料は、平均して時給3,500円程度となっています。

私も現役のキャバ嬢時代は時給3,500円スタートでした。ポイントスライド制のお店だったので、ポイントを稼いで3,500円から時給を増やしていく形です。そして売れっ子になると、6,000円以上の時給で働いているキャバ嬢もいます。

なおキャバクラはガールズバーより時給が高い反面「同伴、アフター、お客様とのLINEや電話のやり取り」など、ガールズバーに比べて営業時間外の仕事が多く大変な面もあります。

キャストの年齢層の違い

ガールズバーに勤めている女性は、ほとんどが20代前半までの若い女性です。

一方でキャバクラは20代後半の女性も在籍できますし、姉キャバクラ、熟女キャバクラといったジャンルのキャバクラではさらに年齢の高い女性も働いています。

やって来るお客様の年齢層も、ガールズバーはキャバクラより若い傾向にあります。

ガールズバーの仕事内容

次に、ガールズバーで働くと実際にどんなことをするのか、お仕事内容を解説していきます。

カウンター越しに接客をする

ガールズバーの開店時刻は、夜18〜20時くらいです。出勤してきた女の子たちは、私服店の場合はそのままの服装ですが、制服やコスプレ衣装のあるお店は着替えてからカウンター内で接客します。

お客様1グループごとに女の子が最低1人ついて、話を盛り上げたり、相槌を打ったりとコミュニケーションを取ります。テーブル席のあるガールズバーもありますが、キャバクラと違って長時間マンツーマンでの接客を求められることはありません。

お客様の奢ってくれたお酒を飲む

気前のいいお客様が女の子にシャンパンやカクテルを振る舞ってくれることもあります。そんな時女の子は「ドリンクバック」といって、ドリンクの料金の1〜2割をお店から歩合としてもらうことができます。おねだり上手な女の子はドリンクバックを稼ぎます。

ちなみに、ガールズバーはお酒の料金は一杯いくら(ショット制)のお店と、飲み放題のお店の2種類があります。飲み放題のお店でも、女の子にごちそうするお酒は別会計です。

またガールズバーの場合、ボトルキープは実施していないお店がほとんどです。

フード作り、洗い物など、裏方的な仕事も行う

男性スタッフがいないガールズバーの場合は、全ての業務を女の子が行います。カクテルなどのお酒作りや、おつまみなどのフード作りも女の子が担当します。

なおガールズバーに来るお客様はキャバクラよりも若い傾向にあるので、カクテルやチューハイなどの若者が好むお酒のレシピを覚えなくてはいけません。中には、シェイカーを使って本格的にバーテンとしてのテクニックを磨いていかないといけないガールズバーもあります。

男性スタッフがいるお店でも、簡単なお酒作りは任されたり、手が空いているときは掃除や洗い物など裏方的なお仕事を頼まれる場合もあります。

チラシ配りなど、外で呼び込みをする

ガールズバーによっては、客入りの少ない日は路上に出て呼び込み(キャッチ)をしたり、看板を持って立ったり、チラシを配らないといけないお店もあります。

こうしたチラシ配りや呼び込みでお客様をお店に連れて帰ってきた場合、歩合がもらえるお店もあります。ただし、チラシ配りや呼び込みは違法行為スレスレのグレーな行為です。本当は、こういった仕事をあまり女の子にさせないお店で働くことをおすすめします。

呼び込みをしてもお客様が来なかった場合は、日付が変わって3時くらいにお店を閉めてしまうケースもあるようですが、多くのガールズバーは朝5〜6時くらいまで営業しています。

また、ガールズバーによっては同じ店舗で朝営業、昼営業を行う場合もあります。

ガールズバーで働く注意点

最後に、ガールズバーで働く上で注意しておきたいことについてまとめました。

仕事中は常に立ちっぱなしになる

ガールズバーは立ち仕事です。カウンター内でスニーカーなど疲れない靴を履いてもOKなお店もありますが、ヒールの靴を履くのがルールとして決まっているお店もあります。そういったお店では、疲れてくるとこっそり靴を脱いじゃう女の子もいるそうです。

キャバクラ、ラウンジといったお店は席に座っての接客なので、そういった点では、ガールズバーは他のナイトワークに比べて身体的な負担が大きいと言えます。

煙草の匂いとお酒が苦手な人にはキツい

キャバクラにも言えることなのですが、来店するお客様は喫煙する方も多いです。煙草の煙がどうしても苦手という場合、ガールズバーのお仕事は辛いかもしれません。お客様にカクテルを奢ってもらったりなど、お酒を飲まなければいけない機会も多いので、ある程度アルコールに強い方が働きやすいです。

働く前にキャッチの仕事の有無を確認したい

ガールズバーによっては、客入りの少ない日に店の外に出てチラシを配ったり、店の看板を持って立つキャッチの仕事を頼まれる場合がありますが、外で人に声をかけるのが苦手という方や、キャッチをしているのが職場や学校の人にバレたくない方もいらっしゃるかと思います。

働く前に、女の子にキャッチをさせるガールズバーなのかを確認してから在籍を決めましょう。

歩合・ノルマの有無も確認しておきたい

キャッチの有無の他に確認しておきたいのは、ドリンクを奢ってもらったときのドリンクバックなど、ちゃんと歩合を払ってくれるお店かどうかということです。また、売り上げノルマが設定されているお店の場合、マイペースに働きたい方にとってはキツいかもしれません。

ガールズバーで働く際は、そのあたりもしっかりとチェックしておきましょう。

法律違反のお店で働くのは避けたい

ガールズバーの中には、キャバクラ並みの接客をさせるお店も存在しています。女の子とお客様の連絡先交換を促し、営業LINEをさせたり、同伴出勤を黙認しているガールズバーもあります。キャバ嬢のような接待行為や、一緒にカラオケを歌ったりゲームで遊ぶことは法律で禁止されています。

なお広いガールズバーの場合、ダーツで遊べるコーナーがあったり、狭いお店でもトランプやジェンガなど簡単なゲームを用意してあったりしますが、女の子とお客様がゲームで盛り上がるのは接待扱いとなり「風営法」が必要です。

そのため、飲食店扱いのガールズバーの店内で、女の子にダーツやゲームで接客させるお店は法律違反です。(お客様だけで遊ぶのはもちろんOKです。)

カラオケが設置してあるガールズバーもありますが、女の子とお客様のデュエットはこれも接待にあたるそうで、法律で禁止されています。働いている女の子たちだけで歌ったり、お客様だけで歌う場合は構いません。

法律をちゃんと守っているお店の方が、何かあった際に女の子を守ってくれる場合が多いので、自分の身を守るためにもお店選びは慎重に行いましょう。

ガールズバーで楽しく働いてみて

ガールズバーは、キャバクラと比べると敷居が低くて働きやすいイメージのお店です。

隣に座って接待することもありませんので、不用意に体を触られたり、営業LINEをして顧客管理をしたり、といったことが基本的にありません。

ナイトワークデビューにはちょうどいいと思いますので、まずは体験入店をしてみてはいかがでしょうか。

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