キャバクラのお触りの実態と対処法を元キャバ嬢が解説。

どうも、元キャバ嬢のゆきです。

これからキャバクラで働こうと考えている方の中には、キャバクラではお触りがあるのか、万が一お触りをされたときはどう対処すればいいのか……と不安に思っている方も多いと思います。

今回は元キャバ嬢の視線で、キャバクラのお触りの実態と対処法についてまとめましたので、ぜひ参考にして下さいね。

目次

キャバクラでお触りはあり?

基本的に、どのキャバクラでもお触りはNGになっています。

正直に言いますと、お触りをしたがるお客様はたまにいらっしゃいます。ですがキャバクラは「お触り」を楽しむお店ではなく、お酒と会話を楽しむ場として運営しています。

お触りを楽しみたいお客様には、例えば、セクキャバという選択肢があります。セクキャバとはセクシーキャバクラの略で、女の子へのボディタッチ等がOKとされているお店です。地域によって「いちゃキャバ」「セクシーパブ」など様々な呼ばれ方をされますが、業務内容はほぼ同じ。

セクキャバよりも濃密なサービスが楽しみたいお客様には、ピンサロという選択肢もあります。キャバクラやセクキャバのように席に座っての接客ですが、ピンサロは明確に風俗店ですので「抜きアリ」です。

このように、キャバクラと同じく席に座って女の子と楽しむという形式のお店でも、ボディタッチや風俗サービスを受けられるジャンルのお店は他にあります。お触りをしたいお客様はそういったお店に行って楽しむのが本来の形です。

繰り返しますが、キャバクラはあくまでもお酒と会話を楽しむ場です。

とはいえお触りをしようとする男性客が来店するのは事実ですので、うまくかわす方法を知っておく必要があります。

どこまで許す?キャバクラで許容できるお触りの種類

キャバクラで「お触り」をしてくる男性が仕掛けてくるお触りの種類と、どの程度まで許容すべきものなのか、といった問題について解説していきます。

このあたりはお店や嬢によっても変わってきますが、基本的には「これは度を超えたセクハラだな」と感じられる場合はアウトです。

個人的な感覚も踏まえながら、お触りの種類と許容度についてまとめました。

手に触れてくる、握ってくる(許容度:★★★★☆)

私はお触りが苦手なので、本当はこのレベルでも嫌でした。とはいえ、まだ許せる範囲内のお触りが「手を握る」「手に触れる」と言った行為です。

ちなみに執拗にお触りをしたがるお客様と出会った際、あえてもうこちらから先に手を握ってしまい、握った手を相手の腿の上に置きながらお話をしていると、それ以上のお触りには発展しない場合もあります。

「手は諦める」という選択肢も、個人的にはおすすめです。

距離を詰めてやたらと密着してくる(許容度:★★★★☆)

もちろん気持ち悪いのですが、これもまだ許せる範囲内のお触りです。

しかしあまりに不快に感じた場合は、席を立ってお店のボーイさんに助けを求めてもいいかもしれません。

肩や腰に手を回してくる(許容度:★★★☆☆)

肩や腰へ手を回してくるのは、個人的にはまだギリギリ笑って許せる範囲内のお触りです。めちゃくちゃ嫌でしたが、これを毎回拒否していては仕事になりませんので、ある意味諦めてはいました。

とはいえあまりにもしつこい場合や、ずっと離れてくれないような状況でしたら、席を立ってお店のボーイさんに助けを求めてもいいかもしれません。

太ももを触ってくる、膝をタッチしてくる(許容度:★★☆☆☆)

めちゃくちゃ気持ち悪いのですが、これは個人的には本当にギリギリ許せる範囲内でした。笑顔が少し消えるレベルです。

とはいえ触り方によってはセクハラに該当しますし、NGだと感じる嬢もいます。

手を握ってしまってこれ以上のお触りができないようにするか、それでもやめてくれなかった場合、状況によってはボーイさんに助けを求めましょう。

頭を触る(許容度:★★☆☆☆)

頭を触るのが好きなお客様を接客したことがあります。彼にとってはキャバ嬢の髪型が珍しくて気になるようで、やたらと頭に触って観察するので、髪型が崩れてしまって嫌な思いをしました。

他の女の子も髪型を崩されてみんな困っていました。

髪型をぐしゃぐしゃにされるのは、女の子によっては他のお触りよりも絶対に許せない悪質なお触りです。これはボーイさんに相談してやめさせてもらいましょう。

耳元で囁く(許容度:★☆☆☆☆)

直接触られたわけではないですが、耳元で小声で、わいせつな言葉を囁いてくるお客様と遭遇したこともあります。キャバ嬢の耳元でそういった言葉を発して興奮しているようで、かなり変態的でした。

私は「キャバクラは風俗ではない」と説明し、席を立ちました。そういったことをするお客様だとボーイさんにも伝え、他の女の子にもあのお客さんはちょっとヤバいと伝えたので、その後、そのお客様は女の子をほとんどつけてもらえないまま時間を過ごしていました。

こういった、お触りに該当しないギリギリのラインを狙って悪戯をするお客様も現れるので厄介です。

胸を触ってくる(許容度:☆☆☆☆☆)

胸や局部などを触ってくるのは、完全にアウトです。

胸へのタッチが許されるのはセクキャバからですので、即座にボーイさんに訴えて良いですし、悪質な場合、そのお客様は出禁になることもあります。

キャバクラでお触りされたときの対処法

それでは、実際にお触りをされて困ったときの対処法について解説していきます。

お客様の手を握ってしまう

お触りをしたがるお客様は、こちらから手を握りこんでしまうのが最も有効でした。手を握ってあげてさえいれば、他には何もしてこないというお客様は意外に多かったです。

そういうタイプは「絶対に触ってやろう」と意気込んで来店している確信犯ではなく、悪気はないけれど酔いもあってついつい触ってしまうという方が多いのかなという印象を受けました。

ある程度の諦めも肝心かもしれません。

お客様に「お触りはダメ」とはっきり伝える

手を握ってもまだ触ろうとするお客様に対しては「キャバクラはお触りをするお店ではない」と説明しましょう。怒って注意をするのではなく、親身に「そういうことをするお店じゃないですよ〜」とやわらかく説明する感じです。

私の実体験では、演技している様子ではなく「そうなんだ!」と本当に驚いていた方も何人かいらっしゃったので……本当にキャバクラのルールを知らずに来店している方もごくたまにいらっしゃるようです。

  • ちなみに北海道の札幌では「キャバクラ」がお触りありですので、札幌出身で世間知らずな男性などにいる気がします。札幌では「ニュークラブ」と呼ばれる店舗がお触りなしの一般的なキャバクラに該当します

印象に残っている出来事があります。大学生の団体客がいらっしゃったとき、その中にこれまで女性とほとんど接したことがない真面目な学生の方がいて、他の友達に連れて来られたとのことでした。

カチコチに固まった姿勢で座っていて、緊張していて、会話もほとんど出来ません。接客する側として困ってしまいましたが、少しずつ話を聞いていくと、どうやらキャバクラと風俗をごっちゃにしていたようで、キャバクラではお触りなどボディタッチはしなくて良いと教えたところ「そうなんだ!」とリラックスしてくれて、やっとまともに会話できるようになりました。

キャバクラ初心者の方にはこうして教えてあげれば解決しますが、確信犯の方や、中にはお触りをされたキャバ嬢が困っているところを見て楽しんでいる性格の悪い人もごくたまにいらっしゃるのも現状です。

最終手段「席を立つ」

そうした悪いお客様にはどう対処すればいいかというと…ズバリ、接客をやめてしまいましょう。

お触りをされたから嫌で席を立つとはっきり伝えなくても大丈夫です。万が一、逆ギレされてトラブルになったら大変なので、「ボーイさんに呼ばれた気がした」「お手洗いに行きたい」などと理由をつけて席を立ったほうが良いかもしれません。

ボーイさんや店長に、あのお客様はお触りがひどいと伝えましょう。居合わせた他の女の子にも伝えて大丈夫です。被害を増やさないようにお店の仲間たちと情報共有しましょう。

また、女の子がお触りをされているのに、ボーイさんや店長が黙認していて対処してくれないキャバクラもまれに存在するようです。女の子を大事にしないキャバクラは他の労働条件・給料面などもルーズな場合があるので、そういったお店ではそもそも働かないほうが懸命です。

キャバクラの体験入店では、このお店は女の子を大事にしてくれるのか、お触りから守ってくれるのか、そういった観点でもお店をチェックすると良いでしょう。

キャバクラでお触りを許容するときの注意点

ちなみに「お触りさせてでも指名を取りたい」などの理由から、胸を触られたりしてもとくに咎めない嬢もたまにいます。しかしそれは、お店全体に迷惑をかける行為だと知っておきましょう。

自分自身はお触りが不快でないとしても、キャバクラはそういったボディタッチやスキンシップをサービスとして行うお店ではないので、当然ながら働いている他の女の子はお触りをさせるつもりで入店したわけではないはずです。

それなのに自分だけお触りを許していたら、お客様が他の女の子に「あの子は触らせてくれたのに、お前は触らせてくれないのか」と揉めるトラブルにも発展しかねません。

また「あのキャバクラはお触りできる」と噂になった場合、お店にも迷惑がかかります。お触り目的のお客さんが多く来店するようになったら、お店の雰囲気がおかしくなってしまいます。

この記事を読んでいる方で、もしもあなたが「自分はボディタッチやスキンシップをされたとしても問題なく働けそう」と思う方は、セクキャバなど他のお店ジャンルで働くことを視野に入れた方がいいかもしれません。向いている仕事をしたほうが楽しく働けますし、稼げます!

キャバクラのお触り事情まとめ

キャバクラはお触りNGです。

過度なスキンシップや、ボディタッチを行うお店ではありませんので、基本的に触られたら拒否しましょう。

お客様からのお触りがひどかった場合は、耐えられないほどの嫌な思いをする前に何らかの対処をしましょう。自分の身を守ってくださいね。

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