キャバクラで会話を盛り上げるためにキャバ嬢が知っておくべきコツ

キャバクラのお仕事内容の中で「お客様との会話」はとても大きな部分を占めます。

でもこれからキャバ嬢として働く女の子や、働き始めたばかりの女の子だと、いったいどんな会話をすればいいのか全然わかりませんよね。

そこで今回は、元キャバ嬢ライターのわたしが「キャバクラでの会話テクニック」についてまとめました!

キャバだけでなくナイトワーク全般で使えることだと思いますので、ぜひお役立てください。

目次

キャバクラの会話を盛り上げるコツ

キャバクラで会話を盛り上げるには、まずは相手がどんなお客様なのか観察することが大切です。お客様のタイプに合わせて話題を振っていくことが大前提の攻略法になります。

例えば「40代のビジネスマン」「20代の学生」では、キャバ嬢に求める会話のノリが異なります。

一般的には若いお客様のほうが合コンのように明るく盛り上がりたい方が多く、年齢の高いお客様は落ち着いた会話で癒されたいという方が多くなります。とはいえ各々の性格によるところも大きいため、臨機応変に判断していくことが大切。

また「服装、時計、ネクタイ、アクセサリー」などお客様の身の回りのものも、会話の材料になります。

その方がキャバクラでどんな会話を楽しみたくて来店しているのか、席に着いて挨拶をしたときの反応や雰囲気から分析していきましょう。

そのうえで、下記のようなテクニックを駆使してみてください。

オープニングトークを決めておく

席に着いて最初に振る話題を、ある程度決めておくと楽です。たとえば下記のようなパターンになります。

  • スーツ姿のお客様の場合
    「今日は忙しかったんですか?」
  • 若者で団体のお客様の場合
    「今日はみんなで遊びに行ってきたの?」

あらかじめ「こんなお客さんだったらこんな質問を振ろう」と用意しておくと、初手で困ることが少なくなって、お客さまを観察したり会話を盛り上げたりしていく余裕ができます。

わりと誰にでも使える鉄板のオープニングトークは「今日は何か食べてきたんですか?」で、有名キャバクラ店で長年働いていた先輩キャバ嬢がよく使っていましたよ。

1つの質問に2つの答えを返す

実はお客さまに喋ってもらうことも大切です。

原則として、お客様から質問をされたときに「2つ」の答えを返すことを徹底しておくと、自然と会話の材料が増えて盛り上がりやすくなります。

例)

お客様「キャバクラの仕事を始めてからどれくらいになるの?」
嬢「3ヶ月くらいです。その前は近所のスナックでアルバイトしていました」
お客様「出身はどこなの?」
嬢「愛知県です。18歳のときに上京しました」

上記のように、会話の中で少し多めに情報を渡していくと、お客様の方からどんどん質問してくれるようにもなります。自然に会話が盛り上がりやすいので、試してみてください。

ヘルプの女の子のためにも話題を振っておく

これは少し上級者向けのテクニックで、他の嬢へのサポート的な意味合いのテクニックです。

キャバクラの仕事を続けていくと、お客様からの指名が重なる機会も出てきます。そうなると、どうしても接客を中断して移動しなくてはいけません。違う席に行っている間は、他の女の子にヘルプに入ってもらい、自分の代わりに接客してもらうことになります。

そんなときは、席を立つ前にお客様へと話題や質問を振っておくことをおすすめします。

例えば「私は◯◯って思うんだけど、他の女の子はどうなのかな?代わりに聞いておいてくれる?」と、お客様に伝えておく感じです。

話題を振っておくと、お客様とヘルプの女の子が初対面だったとしても盛り上がりやすくなります。そして自分が帰ってきたときにも「●●ちゃん、何て言ってた?」と自然に会話を始めることができて、みんなが楽しい時間を過ごせるようになります。

キャバクラで盛り上がるおすすめの話題

ここからは、キャバクラで盛り上げるためによく使われる話題についてお伝えしておきます。

ただ大前提として、とにかく「褒める」のが話題作りとして大切です。

褒められて嫌な気分になるお客様は、まずいません。お客様はお金を払ってキャバクラに遊びに来て下さっています。たくさん褒めて、良い気分になってもらうことが大前提です。

「服のセンスが素敵」「清潔感がある」「話してるとなんだか癒される」…どんなことでもいいので褒めるところを見つけて、褒めてあげてください。お客様のお話にあいづちを打ちながら「凄い」「頼りになる」「理想の上司ですね!」などと褒めても良いし、褒めるところが見つからなかったら「かっこいい!」でも良いんです。

それを踏まえて、下記のような話題を試してみてはいかがでしょうか。

食べ物の話題

オープニングトークの部分でも少し触れましたが、食べ物の話は盛り上がれる話題の鉄板です。

今日食べたものを聞いたり、出張や旅行でやって来たお客様に地元の名物を聞いたり、焼肉好きなお客様にはおすすめの焼肉店を聞いたり…とにかく色々な方向に話を広げていくことができます。さらには「そのお店、今度同伴で連れていってあげるよ」と同伴のチャンスも転がっているトークジャンルです!

お客様の服装や持ち物の話題

おしゃれな服装のお客様には「ファッション関係のお仕事ですか?」「そのブランド私も好きです、いいですよね!」といった感じで話題を広げていくことができます。

高そうな腕時計を身につけていたら「腕時計好きなんですか?」車のキーをテーブルに置いたら「◯◯に乗ってるんですか?かっこいい!」「休みの日はドライブするんですか?」そんな感じで持ち物からどんどん話題を振っていきましょう。

お客様の容姿の話題

お客様自身の容姿にも話題のタネはあります。

私の実体験ですが、50代のすごく肌の綺麗なお客様がいらっしゃったので「お肌綺麗ですね!」と声をかけたら「気づいてくれてありがとう!薄くなった髪のことは諦めて、その分、肌に力を入れてるんだよ!(笑)」とおっしゃっていました。

その方とは、メンズコスメの話や、毎晩の美容法のお話ですごく会話が盛り上がったことがあります。

もちろんポジティブな方面の話題に限られますが、褒めたい部分があればどんどん褒めて会話に取り入れていきましょう。

休みの日の過ごし方・趣味の話題

休日や趣味は、食べ物の話題に次いで鉄板の話題ですが、いきなり「休みの日は何してるんですか?」「趣味は何ですか?」と聞いてしまうと、いかにも質問を用意していた感じに取られてしまう場合もあるので、会話の中で自然に聞いてみるのがポイントです。

お客様の趣味が、自分と似た趣味だったら「それ私も好きなんです」「興味あります!」と、同意をして盛り上がっていけばいいし、未知のジャンルだった場合は「凄い!教えてください!」と質問していけば楽しく盛り上がれますよ。

フリーで来店したお客様の場合、もしもあなたのリアクションが良かったら「もっと趣味の話を聞いてよ!」と場内指名を入れてくれるかもしれません。

キャバクラの会話で注意したいこと

政治や宗教などの話題はカットする

政治や宗教のお話は、単に「難しい」ということだけが理由ではなく、楽しい雰囲気で話せなくなってしまったり、面倒なことになるケースが多いので避けましょう。

私の実体験ですが、政治家のお客様を接客したことがあり、そういったケースならば多少お話をしても大丈夫かとは思います。ですが、その他の職業のお客様には避けたほうがいい話題です。

特定のスポーツの話題も避ける

スポーツの話題も、実はなかなか難しいものがあります。

代表的なものは野球です。熱狂的なファンの男性の中には、女の子が他球団のファンだと知ると気分を害する方もいらっしゃいます。

サッカーも稀に熱心なファンの方がいらっしゃるので、あなたが他チームのファンだったとしたら「地雷」を踏まないように注意したほうが良いですし、その話題からは離れたほうが無難かもしれません。

うまく喋れないなら「新人です」と打ち明ける

キャバ嬢になってからまだ日が浅かったり、このお店が初めて働くキャバクラだった場合、無理にプロっぽく仕事をしようとしなくて大丈夫です。

私の実体験ですが、新人の頃、正直に「キャバクラの仕事は始めたばかりなんです…」とうちあけてしまったほうが、お客様との会話が盛り上がることが多かったです。

キャバクラがどういうところなのか、どんな仕事をすればいいのか教えてくれるお客様もいましたし、不慣れな中頑張って仕事をしている姿を見て指名をしてくれたり、応援と言ってお酒を注文してくれるお客様もいらっしゃいました。

合わないお客様には無理しない

キャバクラで働いていると、自分にとって苦手なタイプのお客様や、どう頑張っても話が合わない…というお客様と出会うこともあります。そういったお客様とは無理に仲良くなろうとしなくても構いません。そのお客様と仲良くなれるのは、あなたではなく、他の女の子なのです。

逆に、自分に合うお客さんも絶対にいます。

私はわりとオタクなのですが、私の勤めていたキャバクラには「ゲームやアニメが好きなお客さんが来たら、一体何を話していいのか分からなくて困ってしまう…」というキャバ嬢が多かったので、オタクのお客様は私が引き受けていました(笑)

そのうちに、オタクのお客様がフリーでやって来ると、女の子やボーイさんから「得意なお客さんが来たよ!」と優先的に回してもらえるように(笑)

趣味や話の合うお客様と話した方が、お客様も自分も楽しいですよね。

なので無理に合わせすぎなくて大丈夫ですよ。

「下ネタが苦手なのに、下ネタばかり話してくる」「嫌な話をずっと聞かせてくる」など、深刻な場合は席を立ち、これ以上接客するのは無理だとボーイさんに伝えましょう。きっと対応してくれるはずですし、自分の心を守ることも大切です。

キャバ嬢の会話テクニックまとめ

キャバクラで会話を盛り上げるには、とにかくお客さまを褒めることが大前提になります。

まずはお客さまが何を求めてキャバクラに来ているのか探りながら、自分のことを聞いてもらうように誘導したり、鉄板の話題を出してみたりしつつ会話を盛り上げていきましょう。

緊張しなければ大丈夫だと思いますので、まずは思い切って会話を楽しんでみてください。

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